黄瀬のお姉さんは【喰種で人間】なんだってさ【2story】

〜as a human〜 82stories ページ40

「…早速だが黄瀬と何かあったのか」


感づかれてたよね、幸男は勘も鋭いから…


「……前言って無かったっけ？ちょっと喧嘩してるの。しばらく、そっとしてて。」


…喧嘩か…いつまで続くんだろ。昔にやった霧野の方の涼太との喧嘩は収束してる感じだけど未だに続いてるからな…。


…果たして何事も時間が解決してくれるのでしょうか？


答えはNOでしょうね。私だってあっちの涼太との問題も時間が解決してくれるって思ってたけど無理でした。


人の行動は問題も起こし解決にも導ける。何もしない者に解決は有り得ないの。


あくまで持論だけれども。


「…喧嘩ね。さっさと解決しろよ。姉弟喧嘩ってのは小さい戦争の様なものだぜ。長く続ければ、それなりに周りに被害が現れる。

お前は、そんなの嫌いだろ？」


「…うん。だから、早目に解決したいよ。でも、お互いの考えは平行線。交わる事は無さそう…

何をどうすれば良いかも分かんない。どうすれば良いんだろ…」


「…俺はお前じゃない。お前は俺じゃない。俺は大人じゃない完全な人間じゃない。

Aの気持ちを分かってやれない。でも、テメェの話を聞いてやる事くらいから出来る。
何かあれば話せ。主将命令だ、バカA」


「…はは、分かったよ。」


解決した…という訳ではないけど、ありがたいな。


「幸男…ありがとう」


私も、何時までもウジウジしてないで…向き合うべきだよね。


…せめて、死ぬまでには解決したいな…。


うん、よし頑張ろう。


少しでも涼太と楽しい時間が過ごせる様に…

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