黄瀬のお姉さんは【喰種で人間】なんだってさ【2story】

〜as a ghoul〜 73stories ページ31

《霧野涼太side》


…何やら面倒な事になっている様ですね。


姉さんを観察してて良かったかも知れません。あくまで観察ですけどね


あの様子からして10年前の事を思い出していた様ですけど…大丈夫ですかね？


兎に角です、姉さんを止めて立ち去るべきでしょう


「色々と面倒の様ですね、すみませんね喰種捜査官の皆さん。本当ならココであなた方殺るべきなのでしょうが…

こちらも事情がありますので、今回はおさらばさせて頂きます。さようなら」


急いで姉さんをお姫様だっこして僕は再び上へ駆け上がりました


あの、喰種捜査官側にいた金髪野郎……


あれは黄瀬涼太ですね。パーカーを付けて顔は見えていなかったとは言え姉さんにクインケを向けていやがった


許し難い行為ですよ、本当に…


「う……あ”……」


…唸されていますね、霧崎第一高校に向かうのが適切でしょうかね。


それにしても姉さんは軽いですね、僕の感覚がズレているという事も有りうるかも知れませんが…


「はぁ……着きましたか」


「あ”？霧野か、ソイツは……お前の姉貴か。つーか、何でココに」


「話は後です。姉さんを僕の部屋へ運びます。ので、気になったら僕の部屋に来ても構いません。では…」


「お、おい！」


今は姉さんを安静に保つ事が適切です。山崎さんに構っている暇は無いです


「ん……」


さて、姉さんも僕のベッドに運びましたし、これからどうしましょうか…

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