生活費をもらいます。 ページ30
裕太さんsaid
A「…では」
普通に入ってもいいからと言われて普通に入ってくるAちゃん。
北「どーぞどーぞ。まだ散らかってるけど」
その様子を見てご満悦なミツ。
玉「ちょちょちょ！」
なーにのほほんとしてんの。
ダメでしょ！
男の部屋に普通に入るとか！
入ってきたAちゃんを押し返す。
北「え、何してんのタマ」
玉「だめ！Aちゃん、男の部屋に入るとかダメ！」
A「私、裕太さんの部屋にも入りましたけど」
…
…
…
…ゆうた///
…って、やべ。それどころじゃないや。
そういえば今朝、無理やり入れたんだ。
ミツの入れ方より、よっぽどダメじゃんか…
北「え、タマの部屋入った？だったらいいだろ、なんで止めんの〜」
玉「うー、ミツの部屋はダメ！」
北「はあ！？」
玉「Aちゃん、俺はいいけどミツはダメ！」
A「どうしてですか」
うっ、そう言われるとな…
北「そーだよ、なんでだよー」
玉「ミッ、ミツの部屋に入ると襲われるから！」
北「おい！何吹き込んでんだよ！？」
ふーんだ、なんとでも言えよ。
俺なんて、裕太さんて呼ばれてんだぞ！
A「…」
あ、あれ？
なんでAちゃんこんな無表情で固まってんの…？
まさか、襲われるとかわからない？
A「…裕太さんがラフに接しろと言いましたよね」
玉「あっ…」
言った…
A「その接する相手というのは、ここに住む皆さんに対してですよね」
そうです…
A「そしたら、個人個人でそう言った優劣をつけるのはどうかと」
たしかに…
うう、表情全然変わらないから怒ってるのかどうかもわからないよ〜！
玉「ごめんなさい…」
北「んははっ！言われてやんの〜」
くそ、ミツ覚えておけよ。
A「あ、責めてなんてないですよ。謝らないでください」
玉「…許してくれるの？」
A「許すも何も、怒ってませんし。それに、裕太さんは、あの…」
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作者名：苺パンダ | 作成日時：2020年3月12日 20時
