【男主】鬼殺の華【鬼滅の刃】

七話 ページ7

*


陸奥「カァ！カァ！北北東！北北東！急ゲ！！」


『分かったって言ってんだろ。何だお前。』


陸奥「カァ！カァ！！！」


『？？？……あぁ、ほら。』



さす、と陸奥の頭を撫でると陸奥が飛び去る。



あの後甘露寺さんと伊黒さんと別れた俺は、鎹鴉の陸奥に伝えられ次の任務がある北北東へ向かっていた。


陸奥曰く合同任務で、しかも合同任務相手が柱らしい。


甘味処組はまず無いだろうから、他の7人か…



向こうに着くまでただ走るだけだし、せっかくだから誰となのか予想してみようか。




といっても完全に当てずっぽうなものになるが。



うーん…？


よし、適当に思いついた柱をあげておこう。



、





・





・





……風柱さんだな。




さて。当たるかなー？


…と、こんなまっっったく意味の無い予想をしながらもスピードを変えることなく目的地へと走る。

暫くすると目的地が見えて来て、集合場所にも人影があった。



…よく見ると髪は白髪…ということは風柱さんか音柱さんだが、髪をおろしているところを見ると





風柱さんだな。



よっし、予想当たり。ビンゴだ。



…しかし、彼は俺が一般隊士だった頃に同僚達が酷く恐れていた人物だ。……どんな人なのだろうか。
遅れて怒られたりしたくはないな。と思い、近くに来たところでスピードを倍にして隣に行く



ｼｭﾝｯ



『遅れてしまい申し訳ありません。風柱さん。今回の合同任務、よろしくお願いします』



風柱「！…おう」



どひゃあ…胸元相変わらず全開だな。柱合会議でも思ったけど…スケベなひとだなぁ…



風柱「今回の合同任務について聞いてることはァ？」



『…鎹鴉からは、夜な夜な男女問わず5〜10の子供が村から姿を消す、と聞いています。…向かった隊士が全員帰ってきていないことを見るに、十二鬼月の可能性がある、とも。』



風柱「俺と聞いてることは大して変わんねぇなァ。
俺も聞いたのは全く同じことだ。」



『そうですか…』




まぁ、何にせよ惡鬼は滅ぼすのみだ。

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