十一話 ページ11
*
『煩い。すぐ灰になって消えるのに喚くな。』
壱「黙れ黙れ黙れ黙れ!!俺はまだ死なない!!こんな奴が柱…!?嘘だ!嘘に決まってる!!」
『“こんな奴”に頚撥ねられたんだよ。お前。煩いなぁ』
もう聞かなくていいか。と思いその場を離れる。
風柱さんも終わってたみたいでこっちを見るなり遅せェと怒られた。
『すみません。戻りましょ』
少し遅れておう、と返事が帰ってきたのでまたスピードを出して山を降りた。
…そう何度も置いては行かれませんからね。
──────────
どうやら腕を切りつけたのは鬼を誘うためだったらしい。
風柱さんは稀血なんだって。
『…!?それなら俺も一緒だ…おれも稀血だ…』
なるほどそういう使い方があるんだ。と感心する。
頭いいな…
風柱「…お前はする必要ねェだろォ」
『えっ何でですか。それならさっさと終わるし沢山引き寄せれるしいいと思うんですけど』
風柱「…………せっかく綺麗な肌してんだから傷付けんな」
『…えっ』
その理由で反対してんの?マジで?優しすぎんかあんた。
すごくやさしいね
しかしそんなことを言われるのは初めてなので俺はどんどん赤くなっていく。
綺麗とか、んな事言われたの初めてだぁ…
──────────
「気持ち悪いわ」
「忌み子」
「殺し飼いね」
──────────
……っ
ダメだダメだ。変に思い出すな
『…』
黙ってしまった俺を見て何を思ったのか、風柱さんはぐしゃぐしゃと俺の頭を撫でた。
風柱「…まぁ速く帰れ。餓鬼はおねむの時間だろォ…A」
『っ…なん…っ』
餓鬼
A
このふたつがパワーワードすぎる。これは…うん。
なんか腹立つぞ…と、どうにかしてやり返したいと思う気持ちが強くなる。
さっきは聞いてみよう、と思ってたけど
『……分かりましたよ。帰ります。
それじゃあ、また今度。
・
・
実弥さん。』
慣れない名前呼びをして俺はその場から消えた。
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・
・
実弥「…っ…反則だろォ」
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実弥「ここで大正コソコソ噂話、だ」
実弥「Aの隊服は下が袴のようなもの。上がノースリーブの隊服に羽織だが、この隊服を支給したのは例の如く前田…ゲスメガネだそうだァ」
前田「男にあんな気持ちを持ったのは初でした(迫真)」
『きっしょぉ…』
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z56je8gr2kt2i68(プロフ) - Twitter始めたんですね!よかったらフォローしたいので名前を教えていただけたら嬉しいです! (2020年9月1日 9時) (レス) id: afed16b8a6 (このIDを非表示/違反報告)
さねみ推し - 更新早く (2020年5月17日 18時) (レス) id: 71e688f74c (このIDを非表示/違反報告)
はるはるき。(プロフ) - 刀は全長130cmあるのであれば太刀ではなく大太刀ではないでしょうか。 (2020年4月19日 17時) (レス) id: bab7d99f16 (このIDを非表示/違反報告)
そらるな(プロフ) - 初めから見ました。とても面白かったです。更新頑張ってください。 (2020年3月7日 20時) (レス) id: 4a84e506c1 (このIDを非表示/違反報告)
グリとグラ(妹)(プロフ) - 陸奥守吉行って、刀じゃね?確か坂本龍馬の。(アンチっぽいコメントでごめんね。) (2020年2月25日 16時) (レス) id: 2d169db4ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜 | 作成日時:2019年12月9日 21時