Being with you Ⅵ【鬼滅の刃】【時透無一郎】 (ページ25)

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危機一髪【無惨side】ページ25

「What....what happened....????I can't move...!」

思うように動かない体に動揺するギャングたち。

「Where is my student??Answer」

「She is in our gray house...」

そう答えたギャングの頭は、不敵な笑みを浮かべた。

かつて私がしたように。

「Why are you laughing?」

「Do you think we left her alone in that house???」

まさか…！！！

背中に悪寒が走った。

霧島は確かにあの家にいるが1人ではない…！！

しかしあの家から悪意は感じなかったが…。

「She might be above the sky now, haha」

その言葉に私が動揺したときだった。

命令の効果が一瞬切れたのを察知したのか、目の前のギャングたちは立ち上がり、真ん中の男が指を鳴らした。

…背後から殺気立つ悪意を感じ、振り返ると同時に

((ﾊﾞﾝｯｯｯ

発砲された。

むりだ。さすがの私でも避け切れない。

俊足の能力など持ち得ていない。

そう諦めたときだった。

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((ｶｷｰﾝ

鉄と鉄がぶつかる音がしたと思えば、

目の前に黒い影が立ち、エメラルドにグラデーションのかかった髪が靡いた。

「ボケッとしないでくれない？無惨」

私より背の低い小さな身体。

しかしその背中は誰よりもたくましく、男らしかった。

私に向かって飛んできた直径1センチほどの弾を、

直径5センチの鉄棒で打ち返したらしい。

その弾は撃った本人の頬をかすめた。

「すまない…それより、あの家に戻ってくれ、あそこに霧島がいるとあいつが吐いた」

「なんだって！？」

「すまない。あの家から悪意は感じなかったのだが、奴の仲間が一緒にいるらしい。
早く行かないと霧島が危ない」

「You can't go there!!!!」

時透が答えるよりも先に、ギャングの頭が私たちを見て叫んだ。

それと同時に、先ほど囲まれたよりも多くの黒服がどこからともなく出てきた。

「「…！！！」」

「まだいたのぉぉぉおっ！！！！もう勘弁してよネェェェェ！！！」←

我妻が両手で頭を抱えた。

全員に囲まれ、行手を阻まれ、

ここから出ようにも出られない。

「まずいな…」

そう呟いたときだった。

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「ヒノカミ神楽、炎舞！！！！！」