キス ページ28
「…迎えにきたよ、A。」
優しくて安心する声と共に、
晴れた煙の中から姿を見せた4人の影。
かつて守り守られた、ずっと見てきた影。
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「むいち…ろう…、ぜん、いつ…、たん、じろ、う…、げ…んや…っっっっ」
なんでだろう。
目から溢れ出てくる涙が止まらない。
((ﾄﾞﾝｯ
大きな音がしたかと思いきや、私をここまで運んだ男が地面に倒れていた。
玄弥「…ったく、心配かけんじゃネェ」
その男の腕をへし折りながら玄弥が私に微笑んだ。
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((ｶﾞﾁｬ
鉄格子の鍵を開け、無一郎が真剣な顔でこちらに向かってくる。
ゆっくりと近づいてくる無一郎を見て、私は動けなかった。
3日ぶりの無一郎はなんだか別人のようで、前世の無一郎のようにたくましくて。
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無一郎は私の顎を持ち上げ、
その唇にそっとキスを落とした。
そのキスはいつもよりも暖かく、優しく、切なくて。
でもここにいるんだって、
無一郎がいるんだって、
私は生きてるんだって、
そうはっきりと思わせてくれた。
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りこ(プロフ) - 奏音☆色音さん» 生まれ変わったらこうであって欲しいという作者のとんでもない妄想です笑笑 (2020年6月10日 19時) (
レス) id: df4a9c362b (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - 奏音☆色音さん» それなです (2020年6月10日 19時) (レス) id: cf31252f14 (このIDを非表示/違反報告)
奏音☆色音(プロフ) - 無惨が良い人になりすぎて....惚れるわ (2020年6月10日 19時) (レス) id: 9c3c6c7419 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - りこさん» そうしますかwww (2020年6月10日 19時) (レス) id: cf31252f14 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 蜂蜜色さん» 惚れちゃってくださいな笑笑 (2020年6月10日 18時) (レス) id: df4a9c362b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りこ
| 作成日時：2020年6月7日 2時
