56話:『 』 ページ13
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友達A「Aー、生きてるー？」
貴「やばい、やばいやばい……あと少しでハイタッチ来る…！吐きそう……」
友達A「せめてハイタッチ終わってから吐いてね」
あれから数ヶ月が経ちました。
私は友人Aを巻き込んで、今回の夏ツアーに足を運んだ。チケットが当たって良かった良かった！
しかも順番的に私は一番最後だ。
こんな出来過ぎたことあるか？と思ったけど、まぁ運が良かったんだよ、多分。
聴こえてくる、懐かしい声。
動画じゃなく、マイク越しでもなく、本当の生の声。久々だなぁと思いつつ、不安だという気持ちを押し込め、私は着て来た赤チェックの上着をぎゅっと握り締めた。
友達A「その上着暑くない？」
貴「大丈夫だよ、」
友人Aが一番目のきっくんとハイタッチをする。
それが終わって、次は、最後は私だ。
き「今日はありが…うぉっ！？」
きっくんが悲鳴をあげるものだから私もびっくりしてしまい、「ほあっ！？」と奇声をあげてしまった。スタッフさんもびっくりしつつもクスクス笑っている。
友人Aは一瞬後ろを振り返ったけど、すぐには階段を降りず、角を曲がった所で待ってくれているみたいだ。
F「あ…来てくれたんだ…Aちゃん(*⁰▿⁰*)」
き「ちょっと髪伸びた？時間あったらまたヘアアレンジしてあげるよ」
え「またAが作った飯食いたいなぁ。また食べに行っても良い？」
みんな変わらず私を覚えていてくれていた。
嬉しくて涙を流してしまった。
ダメだ、泣いたらみんなに迷惑かかっちゃう…
目をゴシゴシとこすると、腕をグイッと引かれて私の顔を覗き込む、懐かしい香り。
あ「……こすったら跡が残るべや」
少し温かい親指が目元を拭う。
あぁ、
貴「…やっと、会えましたね…あろまさん」
あ「あぁ…待っていてくれてありがとな、A」
周りにきっくん達やスタッフさんが居たけど、あろまさんはそんなことは気にせず、私を抱き締めてくれた。
終わり
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寝ぇ猫♪ - 更新頑張って！！ (2017年4月3日 20時) (
レス) id: 308487bf5b (このIDを非表示/違反報告)
ふうら - ふあああああ！！ありがとうございます！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2016年11月7日 21時) (レス) id: b93fb00f4a (このIDを非表示/違反報告)
りれ@シルク君好き - 更新頑張って下さい！ ^^) _旦~~ (2016年8月24日 20時) (レス) id: 0703accaf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉ねぎ | 作成日時：2016年8月11日 10時
