3年A組の猫羽さん にっ！

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ガラガラっと教室に入って来た柊は、窓に寄りかかって下を向いてた猫羽と目が合う









柊｢お前達の本命は坪井先生か…｣








そう言って眼鏡を外し、胸ポケットに入れる









柊｢そう言えば水越。お前が投稿した動画見たよ。ネットで凄い反響だったぞ｣









携帯が没収されてる中、どういう事なのかと、皆の視線が水越に集中する









教卓のスマホからは、先程、結城がトイレで撮った動画が流れてる








全てを流し終えると柊が口を開く








柊｢この動画を見たら皆、坪井先生が犯人だと思うだろうな｣







真壁｢なんでこんな事｣







水越｢別に嘘ついたワケじゃないし…私は自分の意見を言っただけそれの何がいけないの？｣









グッと唇を噛み締めて、柊の邪魔をしないように耐える猫羽









柊はパソコンで電話を掛ける







坪井『馬鹿な真似は辞めろ！お前こんなことしてただで済むと思ってんのか！』







柊｢貴方の方こそ、ただじゃ済みそうにありませんよー





生徒達の予想では、坪井先生が犯人だと思ってる様です｣







坪井『なんだとっ…！？』







柊｢おい水越ーこっちに来い！自分で説得しろ｣








溜息を吐き、ガタッと立ち上がりパソコンの前に立つ水越









水越｢先生が、零奈のフェイク動画をベルムズに依頼したんでしょ？｣






坪井『何言ってんだ…そんな訳ないだろ！！』




水越｢正直に話して！！！｣









…声を荒らげ、ずっと思っていた事を坪井にぶつける








｢……ふぅ｣








水越が声を荒らげる度に、胸に手を当て深呼吸をする猫羽








柊｢………｣








そんな猫羽を見てから、水越に視線を戻す柊









水越が意見を言い終わると、それを否定したのは校長だった









校長『坪井先生。本当のことを伝えるべきだと思いますよ』








水越｢何よ、本当のことって……何が違うの…言ってみなよ！！！｣








そんな水越に言われ、坪井が前に出て来る









そうして、坪井は、水越に真実を告げた

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