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「っ…はぁ…」
瀬尾くんに怒りをぶつけてもしょうがない…
手を離してドンッと胸元を押すと、ふらつく瀬尾くんを見て鼻で笑う
諏訪「猫羽!」
ふらついた所を諏訪ちゃんに支えられた所で、甲斐くん達が入って来る
甲斐「何してんだよ!」
石倉「猫ちゃん!?」
「僕は…平気っ、それよりせんせ…っ」
甲斐くん達は一颯くんに乗っかってる、光永くん、兵頭くんを退かし、パソコンを操作してた立野くんも引き剥がしてくれた
「っ…一颯くん」
諏訪ちゃんから離れて一颯くんに駆け寄る
「一颯くん…大丈夫?」
柊「……お前…」
どこか怒った顔をしてる一颯くんを不思議に思っているとグラッと視界が揺らぐ
「っ…?」
ブンブンと首を振って意識が飛ばないように踏ん張る
ゴシゴシと袖で頭を拭うと赤く染まる
「…顔洗ってくるね〜」
くるっと振り返ると、茅野ちゃん達もいる
茅野「猫羽ちゃ…」
「…水越ちゃん、諏訪ちゃん。……ありがとう…ね?甲斐くん、石倉くん…中尾くんも須永くんも……」
ニッコリと笑ってからフラフラと準備室を出る
「こんなの…痛くもないのに…」
トイレに入って鏡を見ると、流れていく赤い液体
袖を捲ると、見える手首の傷
こんなの慣れた…痛くない
顔を洗ってから、汚れたパーカーの袖で頭を抑える
「…戻んなきゃ」
壁に手をついて1歩踏み出そうとするけど…力が入らない
「もぉ〜」
ゆっくり、ゆっくりと壁に手をつきながら、準備室へと戻る
柊「お前達に頼みがある……俺という人間をジャッジしてくれないか」
ガタンっ
「あ、ごめん。倒しちゃった〜」
倒したものを戻し、準備室に入ってく
瀬尾「猫羽…ごめん」
「…何が?…大丈夫だよ、痛くないし、慣れてるから気にしないで〜」
ヒラヒラと反対の袖を揺らして一颯くんの前に立つ
柊「手当てする」
「はーい……あ、水越ちゃんと、諏訪ちゃん…ついでに小宮山ちゃんも魚住ちゃんもあげる〜」
甲斐くん達4人にも渡したところで、皆は教室に戻っていく
「…怒ってる?」
柊「別に」
絶対怒ってるじゃん……
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むささび(プロフ) - かみゅーさん» 通知に気づいてなかったです!申し訳ございません!!猫ちゃんを使っていただいて嬉しいです(照)ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月23日 18時) (レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
かみゅー(プロフ) - むささびさん» ほんとありがとうございます! 私は笑う演技以外はできるのですが、私は面白くないと表情が硬いのでこれで笑う演技を練習してます! どこか掴めない不思議な謎がいっぱいな女の子と自分は思い練習に使わせてもらっています! 更新など大変でしょうが頑張ってください (2019年3月14日 6時) (レス) id: b4845b3782 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - かみゅーさん» ええ!?そんなっ、練習に使って頂いてるなんて感激です!お役に立ててるなら嬉しいです! (2019年3月14日 6時) (レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
かみゅー(プロフ) - むささびさん» とてもおもしろいです!演技の練習などするときに台本として使わせて貰ってます! (2019年3月14日 1時) (レス) id: b4845b3782 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - ヒマワリさん» 初めまして!コメントありがとうございます!うへー嬉しいお言葉っ!更新頑張りますっ! (2019年3月10日 22時) (レス) id: 5a69b430ef (このIDを非表示/違反報告)
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