3年A組の猫羽さん

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柊｢ちなみに！猫羽の不正解の部分。最後の文章は僕が送りました｣







｢なるほど…｣








柊｢残念でしたね、刑事さん｣







宇佐美｢て事は…あのフェイク動画を撮ったのは里見？｣









宇佐美ちゃんの発言に全員が里見くんを見る








僕は睨みつけるように見る









どうしてこんな事したのか…ちゃんと説明してくれるんだよね？









真壁｢お前があの動画を撮ったのか｣







里見｢あぁ｣









っ…れーちゃん…








茅野｢なんで動画なんて撮ったの…澪奈が何したの！？｣






里見｢言いたくない｣








その発言にイラッとして僕は窓をドンッ！！と殴る









｢ちゃんと答えてくれるかな…？｣








右手がジンジンと痛むけど、そんなの今どうでもいい








里見｢俺をアイツに傷つけられた、だから傷つけよう…柊｢里見お前は！






初めからドーピングのフェイク映像を作るためにあの動画を撮ったのか？｣








里見くんの言葉を遮って質問するせんせ








里見｢イヤ？景山を陥れる為ならなんだって良かった｣







｢っ…｣








ぎゅっと右手を包み込むようにしていた手に力を入れる







痛い……








里見｢あの動画があんな風に加工されてて驚いたよ｣




柊｢ならお前が加工した訳じゃないんだな？｣




里見｢あぁ、宇佐美のカバンにDVD入れたのも俺じゃない｣








アップテンポで繰り返される2人のやり取りに教室の皆は静かに聞いているだけ








柊｢お前と景山に何があったかこの際どうでもいい｣








まあ、毒舌だこと







柊｢俺が知りたいのは一つだけだ。お前は、本当に景山が苦しむ姿を見たかったのか？








それが、お前にとって明日を生きる活力になったのか！？｣










………生きる…活力……。









そんなもの…今の僕には無いよ…。










僕の活力は…れーちゃんだったんだけどなあ……












ねぇ、一颯くん…今日は僕を……＊＊＊












………でもキミは優しいからなあ…

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