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「あっ!…あのね、この話は内緒の方向でいいかな?」
チラッと真壁くんの顔を見上げる
真壁「どうしてだ?」
「んー特にないっ!あ、僕、せんせに会いに行かなきゃだから…またね」
にっと口角を上げて、歩き出す
「んぁ!口止め料っ!」
ピタッ立ち止まってから真壁くんの元へ戻る
「手、出して」
素直に出してくれたその手の上に飴を置く
「モモ味、嫌い?」
首を振る真壁くんににっこり笑う
「じゃああげる。キミは…少し違う気がするから」
くるっと背を向けスキップしながら美術室に入っていく
「コンコンっ」
準備室をノックしつつ、口でも言う
あれま、出て来ない…そんなにおこかい?
「ごめんて〜お話しようよ〜」
柊「…怒ってないから」
ドアに寄りかかってた所を開けられそのまま後ろに倒れ込む
「にゃっ!?」
ぽふっとそのまま先生に抱きとめられる
「あははっ一颯くんごめーん」
柊「…で?」
「んー?」
そっと立たせて貰ってからせんせは腕を組んで僕に圧をかける
柊「怒るよ」
「それはや〜」
椅子を引っ張てきて準備室前に座る
「…
柊「へぇ…?深夜に…ねぇ?」
頭をがしっと掴まれて力を入れられる
「にゃああああっ!?いったぁああっい!」
柊「怒ってない怒ってない」
「めちゃくちゃ嘘じゃないかっ…!!」
柊「それで?」
「な、何回か補導されたくらい?」
柊「警部補に?」
「警察って知らなくて声掛けたんだよ…あぁー思い出したくないよぉ〜」
柊「それ…大丈夫だったの?」
「いや、親にはもちろん連絡されて…次の日はもう…最悪だったよ」
うぇ…思い出しただけで吐き気する
「でもやめられなかった…一歩でも外に出れば僕は自由な気がしたから」
柊「……」
「でも違ったよ…」
一颯くんを見てにへっと笑うとデコピンをされる
「あぅっ」
柊「教室、戻って。俺やる事ある」
「………はーい」
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蒼炎 - こんにちは、NG集がちょー面白いです!本編も笑えますね〜! (2020年2月2日 11時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん!こちらも読んでくださってるんですね!ありがとうございますっ (2019年3月23日 18時) (レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です (2019年3月23日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - あいうえおさん» おぉ!本当ですか!?やったー!自己満だったので笑っていただけたなら幸いです!ありがとうございます! (2019年2月1日 19時) (レス) id: 30c2a25ab2 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお(プロフ) - NG集めちゃくちゃおもしろいですw (2019年2月1日 18時) (レス) id: 853f101c92 (このIDを非表示/違反報告)
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