吸血鬼拾いました…？【まふまふ】

Wempti 21 ページ23

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*まふまふ side*







目を覚ましてリビングに行けば、Aがソファーで寝ていてギョッとした









寝起きの目がこれまでかと開くほどに…











｢えっ！？｣










なんでここに！？カーテン…は閉まってるから太陽は平気だ…











傍に行けばピクリとも動かないA












……＿＿ A『吸血鬼は不老不死だから大丈夫じゃよ。まあ、太陽はダメじゃが……』











ピトッと手に触れてみればスゴく冷たい











驚いて反射的に一度離れるが、またその綺麗な白い手に触れる










｢A…起きてください。朝……いや、もうお昼ですね｣











トントンっと肩を叩いてみても起きる気配が無い











大丈夫だよね？これ…死んでないよね……？いや、死んでるんだけど………ああ、もう！！なんて言えばいいの！！？













……あ、これだ。このまま起きないんじゃないか……













そう思ったら急に不安になって、さっきより強くAを叩く












｢Aっ………Aっ！｣










大きな声で名前を呼べば、ガバッと勢いよく身体を起こした










ギャーギャーと怒れば困った顔をしていつものように笑うA










でもなんか…どこか元気ない……？











気のせい……？










じーっと見ていると視線が絡み、首を傾げるA










A｢何かの？｣







｢え、あ、いやあ……はははっ｣











言えなかった……









A｢今日は仕事無いのかの〜？｣








｢今日はですね、うらたくんとさかたんと……天月くんが来ますよー！｣









A｢あまつき……？甘い月？｣










｢天の月です笑｣










訂正をすれば、ふむふむと納得するA









A｢天月…かあ。仲良くできるかの〜？｣








あぁ…天月くんにも説明しなきゃなあ…理解してくれるかなあ








A｢わしは部屋にいた方がよいかの？｣









｢天月くんも友達なので紹介しておきたいです｣








A｢了解じゃー｣










敬礼をしてふにゃんと笑うAをちょっと可愛いと思ったりした

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