兄妹のヒミツ。【F】

○21○ ページ22

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あ「たいちゃん……// 苦しい…」

キスだけで

肩で息して、顔真っ赤にしてるA。

それに、瞳が潤んでる…

太輔「…ごめん。やっぱ、嫌だよな…。
今まで散々、" お兄ちゃん " 演じてきたくせにさ…」

そっと、Aを身体から剥がして

ソファーから立ち上がった。

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あ「……や、……
じゃない、よ…。///」

太輔「……え？」

リビングから出ようとしたら

後ろからAが抱きしめてきた。

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あ「あたし、おかしいのかな…。
太ちゃんから、キスされただけで
心臓が壊れそうなくらい、なんだ…//」

太輔「A…？」

あ「嫌じゃ…ないよ…？」

Aの方振り向くと

上目遣いで、泣きそうになりながらも

顔真っ赤にしてる。

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太輔「……２階、行こ。」

Aの手を引いて、階段を上がった。

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