兄妹のヒミツ。【F】

○20○ ページ21

.


.


.


.

もう、頭の中、真っ白。

.


.

あ「たい、…ちゃん…っ？//」

太輔「……好きなんだよ…Aが…」

あ「でもっ…あたしたち、…」

太輔「…Aは知らないだろうけど…」

あ「え……？」

.


.


.


.

あたしの身体を起こして

自分に強く引き寄せる太ちゃん。

あ「！！？///」

太輔「俺たち、本当はさ…









兄妹じゃないんだ。」

.


.


.


.


.


.


.

あ「…………え………？」

太輔「前に、Aが高校に入る前に、、
母さんと父さんが話してるの、聞いたんだ。」

あ「…嘘………でしょ？」

ありえない。

だって、今まで……

.

あたしのお母さんは、あの人で合ってるの？

お父さんは…？

.


.

あ「じゃあ……太ちゃんは…

" お兄ちゃん " じゃないの…？」

.


.

太輔「……………うん……」

.


.

あ「たい…ちゃ……」

何だか怖くなって

太ちゃんの背中に手を回した。

太輔「…………」


黙ったままの太ちゃん。

ただ、強く、強く、、

抱きしめ返してくれる。

.


.


.


.


.


.

太輔「な、………そんなことされたら…

止めらんなくなる…」

あ「え……ひゃっ……！」

太ちゃん

あたしの頬に両手を添えて

角度を変えて、キスを落とす。


何度も何度も…

あたしも、それに必死についていく…

.


.

ダメだと分かってても

太ちゃんから聞かされたことが

仮に嘘だとしても、



あたしも、止められなかった。

○21○→←○19○

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す