サイレントマイノリティー ２

ミュージックステーション ページ11

(3rdシングルは語るなら未来を...っていう設定です)






ーーもう失った人生なんて語るな...ーーー






この曲は欅の中でも一番ダンスの難易度が高くて本番直前まで練習した



曲も終盤にさしかかったその時







____

グキッ


！？


やってしまった



足をぐねってしまって激痛が走る


でもそんな事で踊ることを辞めるわけにも行かないセンターの意地を見せるしかない皆にセンターと認めてもらいたい


ただその一心で最後まで何とか踊りきった




弘｢ありがとうございました｣


平｢最後らへんで足ぐねったように見えたけど大丈夫..?｣(小声)

あ｢大丈夫ちょっと足がもつれただけだよ｣

平｢なら良かった｣




足なんてすぐ治るはずだから変に迷惑もかけたくなあしこのまま誰にも気づかれないでおこうそう思っていたしその予定だった







でも席に座ってからもやたらと感じる心配の眼差し




....まぎれもなくあの２人


そう。しょうくんと廉だ




....あの2人には絶対怪我したことバレただろうけどどうか声だけはかけてこないでほしい....


気まづくなるだけだ





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タ｢はいということで欅坂どうでしたか？｣

あ｢とても緊張したんですが皆できる限りのパフォーマンスをお届けする事が出来たと思うので良かったです！ありがとうございました｣

タ｢Mr.Kingはどうでしたか？｣

永｢何度かこの番組には出していただいてるんですけどやっぱり何回出ても緊張は変わらなくて( 笑 ) でもすごく楽しかったですありがとうございました｣




_________________________


何とか番組は終わった




けど足の激痛は止まらなくてなかなか歩き出すことが出来ない




しかも隣にはしょうくんと廉がいる


早く行かないと。


そう思っているのに動かない足



平｢....Aちゃん大丈夫...?｣

あ｢しょうくん...大丈夫だから心配しないでちょっと足が痛くて休憩してるだけだから笑｣


平｢ほんまに？めちゃくちゃ痛そうに見えるけど｣







何度目だろうあなたに助けられたのは







廉｢何が大丈夫やねん｣



ふっと宙に浮く私の体



お姫様抱っこをされている




そう理解するのに時間はかからなかった






あ｢ちょ！降ろして！｣

永｢暴れんな！落とすぞ｣

あ｢ここテレビ局！わかってる！？また撮られるって！｣

永｢週刊誌どうこうより今はお前の体の方が大事やろ｣

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