【完結】【WT】感情を忘れかけてる少女は愛される

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Br「あ、そーだ！Nakamuも言えてスッキリしたことだし、今度町であるお祭り行かない？」

『お祭り……』



小さい頃、お母さんと行ったことある。
楽しかったやつだ。


Na「行きたい！」

Kn「俺も行こうかな〜」

Sha「行きたい」

Kr「俺も行く〜」

Sm「行く」

Br「Aは〜？」

『もちろん行きます』



行かない他ないもんね。



Br「やった！じゃあ明日行こ！」

Na「早いなw」

Kn「結構急だったw」



なんでこの人達は急に決めるの…w



『楽しみだな……』

メイド「お祭りなら浴衣ですね！？」



どこから来たの、このメイドちゃん。



Br「びっっくりした〜！急に現れないでよ〜」

メイド「すみません！お祭りと聞いてつい！」

『浴衣、あるんですか？』

メイド「もっちろんです！Aさん、とびっきり可愛くしてあげますね！」

『あ、ありがとうございます…？』



浴衣、久しぶりだな。



メイド「浴衣何色がいいですかね〜」

Na「水色でしょ！」

Br「いやいや、赤！」

Sha「緑だろ」

Kn「やっぱりまた青じゃない？」

Sm「紫」

Kr「ここは黄色だろ！」

『白がいいです』

全員「ええ！？」

メイド「白ですね！皆さん。ええ！じゃないです！Aさんの意見あるんですから！」

Na「うっ……」

Kn「そうだね……」

『白に、水色のユリの花が書かれてあるやつ、あったりますか』

メイド「え？えぇ、あると思います。やけに具体的ですね？」

『……はい。小さい頃母が着てて、可愛くて』

メイド「そうでしたか。ではそれにしますか。」

『お願いします』




＿＿＿＿＿

お母さん「A、ユリの花言葉はね、純粋や、無垢って意味があるの。

この花言葉、大好きなんだ〜。だから浴衣、ユリ模様なのよ？」

＿＿＿＿＿


『………』



私も。その花言葉大好きだよ。お母さん。

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