【完結】【WT】感情を忘れかけてる少女は愛される

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『…………熱、下がった。かな』



朝より体は軽い。
……頭痛い。ダメだ治ってはない。

もう眠くないし暇だな。

安静にって言われたけど、少しくらい歩いていいよね。喉乾いた。



『キッチン……こっちだっけ』



うん。ここだ。



『…………』



お茶、もらっていいのかな。
……いいや、貰お。



『あ』



ゼリーある……。流石に勝手に食べたらダメか。部屋戻ろ…

ん？きりやんさんだ。
ゼリーの許可貰おう



『きりやんさん』

Kr「え、A！熱はもう大丈夫なの？歩いてへーき？」

『大丈夫です。朝より体軽くなりました。』

Kr「そっか、よかった〜。でもあんま動かない方がいいよ」

『はい。あの、れ、冷蔵庫に一つゼリーあったんですけど……食べたらダメ、ですかね』

Kr「ゼリー？あー、あれね。大丈夫だと思うよ」

『ありがとうございます。』



やった。取りに戻るか



Kr「あーまってまって。俺が取ってくる。部屋に戻ってな」

『……ありがとうございます』

Kr「ん。」






ゼリー楽しみだな。早く食べたい。

にしても部屋広いんだよね……流石城。

ｺﾝｺﾝｺﾝ



Kr「入るよー。はい、ゼリーとスプーン」

『ありがとうございます』

Kr「は〜い。俺仕事あるからもう戻るけど、大丈夫そう？」

『はい。大丈夫です。』

Kr「わかった。じゃまたね」

『はい。ありがとうございました』




ｶﾞﾁｬ
ﾊﾞﾀﾝｯ

今日、何回感謝したんだろ。

………仕事中だったのに来てくれたのかな
優しいな。

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