【完結】【WT】感情を忘れかけてる少女は愛される

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A視点



体が重い。
今日はもう出たくないな……

朝ごはん食べたし、出なくていっか。
寝よ。

ｺﾝｺﾝｺﾝ

………誰



『はい』

Kr「あ、いきなりごめんね？朝なんか変だったから来ちゃった」

『……いえ大丈夫です。なんでもないです。では』

Kr「え！？ちょちょちょ、まって！」




ﾊﾞﾀﾝｯ

悪いことしちゃった……
でも、今は一人がいい。
すみません、きりやんさん…

……今度こそ寝よう。




『…………』









ここは、どこ。夢？

お母さん「A、おいで」

『おかあ、さん？』

お母さん「そうよwほら、ぎゅーしましょ」

『お母さんっ！！』



ｷﾞｭｯ



『ずっと、会いたかった…！』

お母さん「私だって会いたかったよ〜……Aの髪はサラサラね、キレイよ」

『んふふwお母さんに撫でられるの好き〜』

お母さん「あら、嬉しいwいくらでも撫でてあげるわ〜」

『やった〜w』


あぁ。こんな時間がいつまでも続けばいいのに…









『ん………ここ、は。』



……なんか、夢、見てたような。
なんの夢だっけ。



Kr「起きた？」

『え、きりやんさん。』

Kr「様子、見に来た。熱あるみたいだね
お粥作ったけど食べれそ？」

『……さっきはすみません』

Kr「あぁ、いいのいいのw」

『…お粥、貰っていいですか』

Kr「もちろん。持ってきてから時間たってるから少し冷めてるかも…」

『大丈夫です。』



美味しい。



Kr「Aってさ頭数撫でられるの好きなの？」

『なんでですか』

Kr「寝てるとき撫でてたんだけどさ、めっちゃニコニコしながら好きっていってたから」

『な、なんですかそれ……』

Kr「好きなの？」

『わからないです』

Kr「………」



ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ



『え…』

Kr「…………ど、どーですか…」



なにがしたいんだ、この人。

……でも。暖かい、かも



『………知りません…』

Kr「でも嫌がらないんだね」

『…………寝ます』

Kr「はいはいwおやすみ」

『はい。』

Kr「じゃ行くね」

『あ、あの……』

Kr「んー？」

『ありがとうございます。』



お粥も。頭、撫でてくれたのも。



Kr「いえいえ〜、安静にね〜」

『はい』

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