【完結】【WT】感情を忘れかけてる少女は愛される

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A視点



『スマイルさん。』

Sm「ん？どうした」

『この間借りた本、少し難しかったですけど、面白かったし、色々知れました。』

Sm「そうか。よかった」

『あと、ファンタジーの方、もう少し借りていいですか？』

Sm「もちろん。返すのなんていつでもいいよ」

『………ありがとうございます。』

Sm「なんかあった？」

『………いえ、別に。大丈夫です。それでは』

Sm「え、あ、うん」



気のせい。気のせい。



『きんときさん。』

Kn「お、どうしたの〜」

『今日お昼Nakamuさん見かけませんでしたけど、どうされたんですか？』

Kn「Nakamuはね今日限定スイーツの発売日だーって言って町に飛び出てったんだw」

『そうだったんですね。』



気の、せい………じゃない。
お昼の時からなぜかBroooockがこちらを睨むように見てる。そして機嫌が悪そう。

なにかしたっけ。だとしたら謝りに行こう



『あの。Broooock。』

Br「……なーにぃー」

『私何かしましたか。だとしたらすみません』

Br「え？い、いやいや！なにもしてないよ？大丈夫だから謝らないで…？」

『でもさっきから睨まれてるような…』

Br「あ、あれは………ごめん…」

『なにかあったんですか』

Br「うーん………あった。めっっちゃあった。」

『なにがあったんですか。話ならいくらでも聞けます』

Br「Aが最近色んな人と仲良くなってる！！」

『え』

Br「………一番初めに名前呼び捨てにしあったのは僕だったのに、ほとんどの人から呼び捨てにされてるし。」

『私が呼び捨てにしてるのはBroooockだけ、ですよ？』

Br「！！」

『Broooockしか、そのお願いしてきませんでしたから』

Br「そ、そういう理由！？」

『？はい。』

Br「んまぁいっか…！A、これからお出かけしない？」

『お出かけ。はい。いいですよ』

Br「ほんと？やった〜！ほしいものとか言ってね、買ってあげる！」

『はい。』




特にないんだけどな。

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