【完結】【WT】感情を忘れかけてる少女は愛される

プロローグ ページ1

6歳になった。


私は子供拐いにあってしまい、うちの両親は私を助けようとした。
そしたら子供拐いの犯人に無残な姿にされた。私に見せつけながら。

私は泣きに泣いた。そんな私を慰めてくれた、同じ子供拐いにあった友達がいた。

その子も目の前で………。
犯人は他の子供達も×していった。私は目の前で人が倒れていく姿を見せつけられるだけで、なにも出来なかった。

でも、ただ一人だけ逃げれた男の子がいたっけ。

その後頑張って心を落ち着かせて、おばあちゃんの家に住んだ。





10歳になった。


おばあちゃんの家に来た。
私が家にいないとき、なぜか家は火災にあってしまった。

私は親戚の人から嫌われた。

一緒に住んでたおばあちゃんおじいちゃんだけは私のことを信じてくれていた。

もう、私を人扱いしてくれる人はいない。





11歳になった。


お父さん方のおばあちゃんの家に行った。
おばあちゃんとおじいちゃんは、その言葉に似合わず元気で年もそこまでたっていない。

そこでは悲痛な暮らしだった。

もう何日もまともな食事すらとれてない。

外に逃げても周りの人から汚いものを見るような目で見られるだけ。
助けてくれる人も思い当たらない。

助けなんて求められない。





18歳になった。


ここに来てすぐのとき、ざっと七年前。
その時は泣いていた、毎日泣いていた。

でも毎日毎日暴力、暴言を受け続けてもう涙すら出てこない、なにも感じない。

笑ったことなんて、何十年も前だ。感情なんて忘れた

……はずだったのだ。あの人達に会うまでは

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