Rainy Season1 《KMF》

red*3 ページ3

「おーい！みつー！こっちこいよー！」

北「おー！！…ちょっと行ってくるわ！」

あ「うん」



はあ…行っちゃった。
せっかく盛り上がってたのに…



美「行っちゃったねー」

あ「わ！びっくりしたー
どうしたの？」

美「みつがこっち来たから。
Aが寂しがってんじゃないかなーと思って(笑)」

あ「そんなこと…ないもん」

美「昔っからわかりやすいよねー笑」

あ「うるさい！」

美「ったく。好きなら好きって言えばいいのに。」

あ「言えるわけないじゃん！だってみつだよ！？
アイドルだよ！？そんな人に私なんか…」

美「まだそうやって言う…あんたが知り合ったみつは、
ただの男！アイドルじゃないみつを好きになったんでしょーが。」

あ「そりゃそうだけど…」



けど…ちょっとだけ遠い存在になっちゃった気がするんだ。
テレビ越しに見る回数の方が増えてって。
でも、あの笑顔は変わんなくて。
ああ…好きだなーって思って。



けど、現実的に考えて無理じゃん。
アイドルと恋とか。



美「…ま、私は本人たち次第だと思うけどね。」

あ「…どういうこと？」

美「ん？そのうちわかるって！
さ！Aもあっち行くよー！」

あ「え？あ…笑」



そのあとは恒例のようにみんなでわちゃわちゃして。
本当にみんな社会人かってくらい騒いだ気がする(笑)



「さて、そろそろお開きになるんですけどー…二次会行く人ー！」

美「はーい！…Aも行くよね？」

あ「ごめん！私、明日休日出勤で(/_;)」

美「そうなの？キツイね…」

あ「ほんとは行きたいんだけどね。」

美「それならしょうがないよ。
今度は行こうね！」

あ「うん！また連絡するね！」



結局、私以外は二次会へ。
あーあ。明日仕事じゃなきゃ絶対行ってたのにー。
はあ…帰るか。



「おい！待てって！」



…え？



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