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【Kside】

北「じゃあ蕎麦でいいですよ・・・。」



横「すぐ頼んでくるんで!ここ動かないでくださいね!!」



と横尾さんはそう言い残し



『バタン!』



慌てて出前を取りにいった。



デスクに忘れ物をしたついでに、会社の子機で電話をするらしい・・・。



にしても、



北「俺、そんなに食堂に行っちゃだめなの?」



横尾さんに断固拒否された食堂。



まぁどうせ、Aがこの時間利用してるんでしょう。



北「横尾さん徹底してんな・・・。」



さすがはライバル。



あんな堅苦しいルールを決めてきただけはある。



北「こりゃ一筋縄では行かないか〜。」



先日二カと飲んだ時も、



横尾さんの話を聞いたが・・・。



二『とにかくあの人はヤバい!本気だったわ・・・。』



まぁヤバいらしい。




北「しっかし、横尾さん来るまで暇だな〜。」



何もない会議室。



俺は暇すぎて、伸びをした。




そのあとなんとなく無意識にスマホを触っていた俺は



何故か、



あいつのLINEのトーク画面を開いていた。



北「・・・。」



そうして、ふと考えた。



えっと、最後にあいつの顔を見たのは・・・。



『最低っ!』



北「あぁ、玉の店の時か・・・。」











これからどう近づいていくか。



横「蕎麦頼んできましたよ。」



北「あぁ、すいません。ありがとうございました。」



横「どこにも行きませんでしたよね。」



北「行ってませんから。」



相手の思いが遠いという事もあるが



この横尾さんのガードが堅い。



北「あいつに言ったんですか?」



横「えっ、何がですか?」



北「いや俺がこの会社で横尾さんと仕事してるって、知ってるのかな?って。」



横「まぁ言いましたけど。」



ふ〜ん。



じゃあ俺が今、会社にいるって知ってるのか。



そうして俺は悪い事を思いついた。



俺はこっそりと



Aのトーク画面を開いて、



『後ろ。』



とメッセージを送り



数十秒後に



『後ろ見てんじゃねぇよブース。』



と送ってやった。



どうせ今頃あいつは



アホ面して後ろを向いて、



メッセージを見て怒っているだろう。



あっ、既読が付いた。



返信がない所を見ると引っかかったな。



横「何、画面見ながら笑ってるんですか?」



北「別に〜。」



横「気持ち悪いな・・・。」









 







こうして、



お前は俺の言動で



振り回される。

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ベニテングダケ(プロフ) - とっても、おもしろいです!!痒い所で終わってしまったの、続きが気になります!更新おまちしてます!! (2019年11月2日 14時) (レス) id: f53251ceeb (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - とてもおもしろかったです続きが読みたいです。 (2018年1月7日 20時) (レス) id: 09a41a0481 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - いつ便新してくださるのか楽しみです!!しっかり待っているので、自分のペースで便新してください!!応援してます!! (2017年8月24日 21時) (レス) id: 2bb8aee70b (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 更新楽しみに待っていますね! (2017年8月24日 14時) (レス) id: db525185f4 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 便新ファイトです!!いつきさんを応援してます!! (2017年8月4日 12時) (レス) id: 2bb8aee70b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いつき | 作成日時:2017年6月7日 21時

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