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【Tside】


北「おい、玉森来たぞ。」



玉「おぉ〜来た来た〜。」



電話をして30分後にミツが店に来た。



ミツは昨日と違って



とても顔色が悪かった。



玉「とりあえず座って。」



北「おう・・・。」



疲れ果てているミツを店に置いているカウンターの椅子に座らせ



俺もその横に並んで座った。



玉「パーティーお疲れさま。」



北「お前、電話のタイミング悪すぎ。」



玉「だから、話聞くって言ったじゃん。タイミングばっちりだね。」



北「どこがだよ・・・。」



余程、嫌な事があったのだろう、



ミツはカウンターにうなだれた。



そこで俺は本題に触れた。



玉「Aちゃんと何があったの?」



北「・・・・。いや・・・。」



玉「ミツ、たまには俺に頼ってよ。」



北「う・・・。」



そしてミツはゆっくりと口を開いた。














玉「で、逃げてきたんだ。」



北「・・・・。」



と一通りミツの話を聞き終わった。



まぁ、それにしても・・・。



すごいところに出くわしたもんだね・・・。



でも何より俺は



玉「Aちゃん置いて、逃げて来たんだ。」



そこでちゃんと向き合わず、逃げてきたミツに腹が立った。



北「逃げてねぇよ。」



玉「だって逃げてんじゃん。」



北「あいつだって俺より、横尾さんの方がいいだろ。」



少し強めの言い方をしたら



ミツも歯向かってきた。



でも、ミツはほとんど諦めている様子だった。



玉「ミツ、本当にそれでいいの?」



北「はぁ?何が。」



玉「ミツ、Aちゃんが好きなんでしょ。」



北「好きじゃねぇ。」



玉「・・・。」



えっ、どういう事?



玉「ミツ、名前ちゃんの事好きじゃないの?」



北「あ、あんな奴嫌いだ・・・。」



おぉ、マジか・・・。



玉「でも9年間好きだったんでしょ?」



北「そ、それは9年前の話で。」



今日の事で結構ダメージ受けているのか・・・。



玉「ミツそんなんじゃ、いつまでたってもAちゃんを手に入れないよ。」



北「・・・。」



ドレスを作ったときや、



大学生時代からいろいろ聞いていた俺は



ミツの心の浅さにこっちも熱くなってきた。



玉「お見合いをしたいって決めたミツは、そんなに浅い気持ちだったの?」



俺はそんなミツ嫌だよ。

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ベニテングダケ(プロフ) - とっても、おもしろいです!!痒い所で終わってしまったの、続きが気になります!更新おまちしてます!! (2019年11月2日 14時) (レス) id: f53251ceeb (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - とてもおもしろかったです続きが読みたいです。 (2018年1月7日 20時) (レス) id: 09a41a0481 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - いつ便新してくださるのか楽しみです!!しっかり待っているので、自分のペースで便新してください!!応援してます!! (2017年8月24日 21時) (レス) id: 2bb8aee70b (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 更新楽しみに待っていますね! (2017年8月24日 14時) (レス) id: db525185f4 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 便新ファイトです!!いつきさんを応援してます!! (2017年8月4日 12時) (レス) id: 2bb8aee70b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いつき | 作成日時:2017年6月7日 21時

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