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いつも通り、通勤路を通って駅に向かっていた。
ここは多くのビルが立ち並んでいるため
サラリーマンやOLが多い。
前からも後ろからも
人があふれている。
前からは、
剥げてるおじさん、香水をプンプン匂わせている女、
そしてコーヒーを持ったおじさん・・・。
バン!!
『バシャ!』
貴「えっ・・・。」
男「あっ・・・。」
最悪だ・・・・。
前からぶつかって来たおじさんのコーヒーが
ジャケットとスーツにかかってしまった。
うわ・・・。
貴「あの・・・!」
男「・・・・。」
男は私の汚れた服を見まわしている。
すると、
男「お、お前が悪いんだからな!!!」
と、叫んでおじさんは逃げた。
貴「えっ!ちょっと!!!!」
あいつ逃げる気か!!!
せめて謝りなさいよ!!
・
?「おい、おっさん。彼女に謝れよ。」
男「わぁ!じゃ、邪魔だどけ!」
おじさんの方を振り向くと
宏光がおじさんを止めていた。
貴「ひ、宏光・・・・・!」
北「よう。」
まさかこんな早くに会うとは・・・。
しかし、今はそれどころではない。
男「うるせぇ!のけ!!」
北「おいおい、せめて謝れよ。」
男が宏光に突っかかっている。
どうやら、男も熱くなってきたので
ひとまず場所を移して、話し合いを始めた。
男「なんだお前!」
北「とりあえず、謝れよ。」
男「お前関係ないだろ!」
男は今にも手が出そうだ。
北「とりあえず、謝ってクリーニング代を払え。」
貴方「そうよ!払いなさいよ!」
男「なんで、払わないといけないんだよ!」
こいつ最低・・・。
そもそも謝ってないし。
すると宏光は、
北「あのね、おじさん。いい事教えてやる。」
男「あん?」
とニコニコしながら
北「民法709条で他人の衣類を故意に汚すのは、損害賠償がとれんの。」
と何ともまぁ難しい事を言った。
男「そ、そんなの知らねえよ!」
北「警察行くか?」
男「はぁ!い、いや・・・。」
北「じゃあクリーニング代、頂戴。」
・
貴「ありがと・・・。」
北「いや、大丈夫?」
私の手にはクリーニング代が握られていた。
北「とりあえず買い物行くか?」
貴「何よ急に!」
北「コーヒーの匂いさせたまま帰る気?」
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ベニテングダケ(プロフ) - とっても、おもしろいです!!痒い所で終わってしまったの、続きが気になります!更新おまちしてます!! (2019年11月2日 14時) (レス) id: f53251ceeb (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - とてもおもしろかったです続きが読みたいです。 (2018年1月7日 20時) (レス) id: 09a41a0481 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - いつ便新してくださるのか楽しみです!!しっかり待っているので、自分のペースで便新してください!!応援してます!! (2017年8月24日 21時) (レス) id: 2bb8aee70b (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 更新楽しみに待っていますね! (2017年8月24日 14時) (レス) id: db525185f4 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 便新ファイトです!!いつきさんを応援してます!! (2017年8月4日 12時) (レス) id: 2bb8aee70b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつき | 作成日時:2017年6月7日 21時