お見合い相手は、いじめっ子 【K】

１３ ページ14

貴「終わった・・・。」



横「お疲れさん。」



貴「渉もお疲れ。」



今日も何事もなく仕事が終わった。



今日はあいつから電話がかかってくるじゃないかって



気が狂うほど着信履歴を確認。



が、まだ1度も電話はかかってこない。



そんな、昨日の今日でかかってくるわけないか。



渉に何回か見すぎと注意されたけどね。



千「先輩、お先です！」



貴・横「おつかれ〜。」



貴｢私たちも帰ろうか。｣



横｢そうだね。｣



あぁ〜今日も疲れた。



帰ったら至福の冷えたビールが待ってる！



と考えもそっちに向かっていった。



横｢あ、ねぇ。A。｣



貴｢うん？｣



横｢いや、あのさ。えっと･･･。｣



いきなり呼び止めたと思ったら



モジモジする渉。



貴｢どうしたの、気持ち悪いよ。｣



横｢うるさいな。いや、あのさ今日、家で飲まない？｣



貴｢え？渉ん家？｣



まさかの宅飲みのお誘い。



横｢いいワイン入ったのと、渡したいものがあるから。｣



貴｢いいの？あがっちゃって。｣



横｢ぜひぜひ。｣



この歳で男性の宅飲みを誘われるとは思わなかったよ。



こうやって誘って来るってことは




もう、おつまみとか用意してる感じだよね。




という事で



貴｢じゃあ、そうしようかな。｣



今日、まさかの渉の家で宅飲み決定。



まあ、こんだけ仲良くて



確かに家とか行ったことないかも。



どんな家なんだろ。



渉の家だからきちんとしてんだろな。



横｢犬いるけど大丈夫？｣



貴｢うん、大丈夫。って犬飼ってるんだ。｣



横｢うん、4匹。｣



貴｢多いな。犬飼ってるって、結婚出来ないパターンだな。｣



横｢うるさいな。置いていくよ。｣



今日は渉に昨日のグチを聞いてもらおう。



という事で、




渉の家に宅飲み行きます。

１４→←１２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す