さよならの前に (ページ4)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:593 hit

学校の出来事ページ4

真)うん！行ってらっしゃい…ゴホッゴホッ
裕)うん。安静にしてなよ！何かあったら、
俺か香帆ちゃんに電話！分かった？
真)うん
裕)行ってきます！
真)行ってらっしゃい！

学校に行かない理由は体が弱いだけじゃない。
小、中学校のときに嫌な出来事で行かなくなった。
その出来事は、小学4年生のときだったを

ある日のこと…
お母さんの一言で私の人生が変わった。
それは、学年全員に「体が弱いこと」を
言うことだった。そして、一週間後に「体が弱い」
ということが学年に知れ渡った。
それをきっかけに私はイジメられるようになった。
イジメから助けてくれたのが、
裕太、太輔、宏光だった。
女子には、トイレの個室に閉じ込められたり、
男子には、体が弱いからといって、
ほうきで背中を叩かれたり、濡れた雑巾を
被せられたりして、イジメられてた。
それも、3人が居ないところで。
3人が気づく1ヶ月間、毎日。
最初に助けてくれたのは、宏光だった。
誰が仕掛けたのかは、私以外の皆が知っていた。
裕太、太輔、宏光も。でも、説明してもらって、
脅されていることが分かった。
中学では知らない子たちもいるため、
言われることが嫌だった。体のことでまた
イジメられるのは嫌だったから。
お母さんに「言わないで」って言っても、
聞いてくれず、最終的に言われた。
言われる間まで友達がいた。
言われた翌日にはその子から避けられた。
そして、男子にはイジメられ、
裕太、太輔、宏光に助けてもらってた。
でも、3人は「学校一のイケメン」と知られ、
ファンクラブもできていた。いつも、
助けてもらってばかりの私は女子から白い目で
見られ、ついにはこんなことも言われた。

「体の弱いフリして、本当は弱くないんでしょ？
ただ、3人に近づきたくて、触ってほしくて、
体の弱いフリしてるんでしょ？」