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目覚め ページ3
唐突に目が覚めた。恐らく今は仰向けの体勢だ。
…何処だろう、ここ。
天井がある。前いた場所と似た作りだ。
身体を起こして辺りを見渡すと、そこもやっぱり見覚えがある作りだ。
そういえば、前より幾分か動きやすくなったかもしれないな。まだ痛いけど、傷はかなりましになってきたんじゃないかな。
身体の状態を確認してみよう、そう思って腕を見た。
両腕にきっちりと包帯が巻かれていた。信じられない、しっかりと治療が施されている。
「なに、これ……」
声が漏れたことに気付いて、慌てて口を抑えた。此処が敵陣で、僕は捕虜にされているかもしれない。余計な事はしない方が良いはずだ。……ここまでしてくれるなら、そうでないと思いたいけれど。
そこから、どれ程の時間が経ったのだろう。
「は、入っても宜しいでしょうか？」
「あ、えっと…。分かった」
子供の声だ。聞いた事のある声。確か彼は…。
「失礼します、ご気分は如何でしょうか？」
その姿を見て明確に思い出した。
そうだ、前田藤四郎だ。
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さかな式(プロフ) - 九十九さん» 嬉しいです、ありがとうございます！拙い文章ですが、宜しくお願いします (2018年1月16日 20時) (
レス) id: 5d86fbdd38 (このIDを非表示/違反報告)
九十九(プロフ) - 面白かったです！頑張ってください！楽しみにしてますよ。 (2018年1月15日 21時) (レス) id: 6ccd555bc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかな式 | 作成日時：2018年1月14日 15時
