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じゅぅーさん ページ14

菊地原side

肌寒くなった道を

身を縮ませ歩く

なんだって僕がこんな目に・・・

寒いし

眠たいし

疲れたし

歌川はいなくなるし

ぶうぶう言ってるうちにアイツの家に

ついてしまった

明かりがともってるところを見ると

まだ起きてるらしい

思い切ってインターホンを鳴らすと

貴「はい」

ッと言って

部屋着らしいなんて言うの

足首ぐらいまでのスカートで出てきた

貴「あ、菊地原・・・」

菊「・・・・」

なぜか流れる沈黙

それから数秒後

ぐぅっとぼくのおなかが鳴った

ちょっと、ぼくしっかりしてよ・・・

貴「・・・えっと

  取りあえず中に入って

  なんか食べる?」

菊地原士郎

流れ的に好きな人の家に入れそうです





貴「夕飯食べてないの?

  あまりものでいいんだったら

  出してあげるね」

現在紅茶を出してもらってくつろいでしまってる

部屋のなかは豪華すぎない程度の家具が

程よい程度に整えられている

ふと棚に目を向けると写真立てが目に入った

見ていいのか分からないけど

立ち歩き近くで見る

写真立ての中には

楽しそうに微笑む少女と少年

ゴールデンレトリバー

夫婦とみられる二人が

にこやかに映っていた

貴「それ

  私の家族」

後ろから急に聞こえてきた声

ハッとなり振り向くと

食べ物が置かれたテーブルの横に立つアイツ

にこやかに笑っていた

菊「これ

  お前の家族写真?

  にしては小さい頃のしかないけど」

そういってからハッとなる

以前風間さんがあまり触れるなと言っていたのを

思い出した

貴「ふふ

  そんな顔しないでよ

  こっちの調子が狂う

  ・・・察した通りもう誰もいないよ

  みんな死んじゃったんだ」

少しの沈黙

こんな時の声のかけ方なんて知らない

貴「さ、冷めないうちに食べて

  きくちh((ぎゅt!?」

だから体で表す

貴「き、菊地原?
 
  どうしちゃったの?」

返事の代わりに強く抱きしめる

菊「・・・

  いろいろごめんね」

また強く抱きしめる

肩が震えてるように見えた

菊「あの時

  バカにしてごめん」

ホントはそう言いたいんじゃなかったんだ

_ありがとう_

そう言いたかったんんだ

そう喉まででかけても

人って難しいよね

素直になれないんだから

じゅよーん→←じゅーに



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キララ(プロフ) - もとはるさん» やっぱり描くのやめます。申し訳ありません。 (2016年1月19日 8時) (レス) id: 2c9f73144a (このIDを非表示/違反報告)
もとはる(プロフ) - キララさん» 私なんかのに嬉しいですが、乗せ方とかわかりませんよ? (2016年1月18日 19時) (レス) id: 3f84787dac (このIDを非表示/違反報告)
キララ(プロフ) - イメ画描きたいのですが・・・ (2016年1月18日 8時) (レス) id: 2c9f73144a (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 菊地原くんが可愛すぎて困りますね!夢主ちゃんが鈍感なのも面白いです!。゚+.(*`・∀・´*)゚+.゚ (2015年8月26日 0時) (レス) id: 4732783237 (このIDを非表示/違反報告)
奈菊 - めっちゃおもしろいです!更新頑張ってください!! (2015年8月17日 13時) (レス) id: bed252dccd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もとはる | 作成日時:2015年8月6日 14時

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