悪夢 ページ1
家を出てから丸一年が経った。
それを変に意識してしまったせいなのか、久々に思い出したくもなかった最悪な夢を見た。
最近は色々忙しかったし、思い切って今までを振り返ってみようと思う。
まず、事の発端はいつ、どこだっただろうか。
小学校の高学年だった。
自分の独り部屋というのを持てなかった自分は、夜に寝る時だけでもと一人になる事を望んだ。
オヤジの部屋の隣。
半分物置部屋として使われていた部屋は弟の部屋ということらしかったが、
まぁとにかく夜はそこで一人で寝る事になった。
何日かは何事もなかった。あと、家族だからと安心していたせいもある。
それが良くなかった。仮にそこを回避していたとしても結果は何も変わらなかったかもしれない。
何が起きたか、夜中にオヤジが部屋に来た。それはいい。べつに。
子供の様子を夜中に見に来る親なんて普通に居る。掛け布団を掛け直すとか。
オヤジはそうじゃなかった。元々自分の付近に気配を感じると反射的に覚醒してしまう自分は、
そのまま寝たふりをした。のが1番良くなかったのかもしれない。今思えば。
一瞬頭の中が真っ白になった。何が起こったのか理解が出来なかったからだ。
こんなこと、普通はないし、当たり前の反応だと思う。
(なんでお父さん私の服の中に手突っ込んで来たの...?!)
首もとから突っ込まれた手は胸を弄り始めた。
気持ち悪い。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
ただただその行為が終わるのを、寝たふりを続けたままじっと耐えるしかなかった。
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作者名:kiri | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kiri_uratuku
作成日時:2019年3月1日 2時