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「ドラケン!女の子、来てるぞ」
「あ?」
『こんにちは…』



オンボロバイクを磨く手を止めた龍宮寺君が此方を向いて目があって…



「女子高生じゃん!」
「ヤベー!ドラケンの知り合い!?」



名前は?スカート!生足ー!と騒ぐ彼等に一瞬で顔が引き攣った。
隣に居た垂れ目の男の子も頭を抱えている。



「パーちん、うっせーよ、ペーも黙れ」



騒いでいた彼等を一蹴し、初めて会った時と同様に龍宮寺君は盛大な溜め息を吐いた。



「金曜日っつったけどよー、制服で来るか?普通」
『え?』
「そんなんでバイク乗れねーだろ」



と、指さされた制服を見て、初めて自分の失態に気付いた。



「三ツ谷、コイツのバイク乗って付いて来てくれるか?」
「別に良いけど、この子はどーすんだよ」
「俺の後ろ乗っける」



来い、と言われてまた揺れる金の辮髪に付いて行きレジで修理箇所の説明を受けて支払いを済ませる。
思いの外安かったのでチラリと龍宮寺君を見れば、新規だからサービス、とぶっきらぼうに言われた。



「かなりの年代物じゃん」
『兄のお古で…』



三ツ谷と呼ばれた垂れ目の男の子が奥の修理場からオンボロバイクを押して来る。
ピカピカになったソレは、最早オンボロバイクなんかではなかった。
チャリっとこの間と同じ金属音がして、行くぞ、と言われ付いて行った先には龍宮寺君のバイク。
あの派手なエンジン音を鳴らして、また、ヘルメットを投げてよこした。



「おい、ドラケン…女の子にこんな厳ついメット被らせるんじゃねーよ」
「あ"?無いよりマシだろ」



ごめんなー、と謝る三ツ谷君は私のヘルメットをハンドルにぶら下げたまま元オンボロバイクに跨ってエンジンをかける。
龍宮寺君のバイクとは違い頼りないエンジンだけれど、元気になった元オンボロバイクを見て嬉しくなった。





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きりまる(プロフ) - 月代皨さん» わぁ〜!そんな風に言って頂けて嬉しいの極みです…(´;ω;`)ありがとうございます!半間氏の小説もありがとうございます……!ゆっくり更新ですが頑張りますっっ!!! (2021年10月29日 20時) (レス) id: 684e8f5b6d (このIDを非表示/違反報告)
月代皨(プロフ) - よ更新待ってよかった〜!!とても素敵な作品でした!半間の小説も拝読させて頂きます……!これからも頑張ってください! (2021年10月29日 12時) (レス) @page42 id: b8769a82e7 (このIDを非表示/違反報告)
きりまる(プロフ) - ゆさんさん» 初めまして(*´∀`*)コメントありがとうございます!嬉しいです!もうすぐ続きを更新できそうですのでお待ち頂けると幸いです\(^o^)/ (2021年9月14日 23時) (レス) id: 684e8f5b6d (このIDを非表示/違反報告)
ゆさん(プロフ) - はじめまして!ドラケンかっこよすぎます!続き楽しみにしてますね!更新頑張って下さいヽ(●´∀`●)ノ (2021年9月14日 10時) (レス) id: 362f4d269d (このIDを非表示/違反報告)
きりまる(プロフ) - あけりさん» そんな風に言って頂けるとめちゃくちゃ嬉しいです(´▽`*)ゆっくりペースですが、カッコいいドラケンを書けるように頑張ります!宜しくお願い致します(^ー^) (2021年9月1日 0時) (レス) id: a5f16a2551 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりまる | 作成日時:2021年8月19日 21時

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