あの4校で合宿やるんだってよ！！【黒バス】

質問 ページ10

私は秀徳ベンチに戻った。あんなにたくさんあったおにぎりも残りわずかとなっていた。


『あの、桐皇の皆さんに質問があるんですけどいいですか？』

今吉「何や？何でも聞いてええで」

『ありがとうございます、...桃井さんってどのくらい料理できないんですか？』

今吉「ん〜そうやな〜」

青峰「そんなの壊滅的に決まってんだろ」

『壊滅的...とは』

今吉「インハイ前の決勝リーグ、誠凛戦でレモンの蜂蜜漬けを作ってきてくれたんやけどな、レモンが丸ごと蜂蜜に漬けてあっただけやったんや」

『えっ！？丸ごと！？』

若松「まぁあの時は桜井が本物のレモンの蜂蜜漬けを作って来てくれたから助かったけどな」

今吉「ほんま桜井がおらんかったらエネルギーチャージできんかったで」

『桜井君は料理得意なんだね！』

桜井「え！いえ！す、少しだけなら」

今吉「今やから笑い話にできるけど、試合であれやられたらほんま泣くで」

『そうなんですね...』


私は苦笑するしかなかった。そして、思っていた以上にさつきちゃんが料理できないのだと教えられたのだった。


青峰「さつきに料理手伝ってもらおうなんて考えない方がいいぜ、ありゃまじでやべーから」

『あははは、そっか〜』

青峰「それに...さつきが手伝わない方が俺らも安心してメシが食えるからな」

そう言い青峰君がおにぎりに手を伸ばした時だった。青峰君以外にも数本の手が伸びていた。
......そう、そのおにぎりは最後の１つ、だったのだ。

ちょっと！いつまでやってんの？→←向こうでも...

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