あの4校で合宿やるんだってよ！！【黒バス】

拒否権なし ページ37

『緑間君...』


体から滲み出る機嫌の悪さ。
おは朝信者とは高尾君から聞いてはいたけどこれほどだったとは。


緑間「...A、花柄のハンカチを持っていたりするか？」

『花柄のハンカチ...あ！多分あったと思う！ちょっと取ってくるから待ってて！』


部屋に取りに戻ろうとしたら緑間君に腕を捕まれた。


緑間「待つのだよ、俺は今日おは朝で最下位委、運気も悪いのだよ」

『ん？』

緑間「だが、山羊座のAが傍にいてくれれば運気は補正されるといっていたのだよ」

『うん、聞いてた』

緑間「今日一日、俺の傍から離れることは許さないのだよ！」

『それはちょっと難しくないですか』

緑間「異論は認めないのだよ、というわけだ俺も一緒について行くのだよ」


緑間君。本気の模様です。お昼ご飯とかどうしよう...。

とりあえず女子部屋に戻り花柄のハンカチを手に取る。
そして、慌てて出てきたためまだ部屋着なので着替える。
支度を済ませ部屋の外に出ると緑間君が待っていた。
ちなみに女子はちゃんと起きて準備を始めてました。


『はい！これで大丈夫かな？』

緑間「問題ないのだよ、すまないが今日一日貸してもらう」

『どうぞ〜』


食堂で朝食を取っているときだった。


高尾「真ちゃん、今日おは朝最下位だったな！」

緑間「うるさい、そんなことは分かっているのだよ」

高尾「花柄のハンカチは持ってんのか？」

緑間「Aから貸してもらったのだよ」

高尾「まじ！？Aちゃんナイスじゃん！真ちゃんラッキーアイテムないと手に入るまで探し続けるからさ...」

緑間「ちなみに運気補正もバッチリなのだよ」

高尾「誰か山羊座のやついんのか？」

緑間「Aなのだよ」

高尾「えぇ！？それも！？すげぇな！やるじゃんAちゃん！」


高尾君になぜかものすごく褒められた。

練習の準備を始め体育館に移動した。中谷監督から今日は雨で外でのトレーニングが出来ないから中でトレーニングして、ミニゲームだと伝えられた。練習が終わる時間もいつもよりも早いらしい。今伝えられた内容は、朝から予想が付いていたため今日は昨日買ったリンゴで大坪さんの好きなアップルパイを作ろうと思っていたのだが、果たして出来るのだろうか...？

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