夜凪 ページ35
話しながら歩いていたらいつの間にかスーパーに到着した。
宮地「俺がカゴ物よ」
『そんな!申し訳ないですよ!』
宮地「気にすんなって」
そう言い宮地さんは中へ入っていった。
笠松「何買いに来たんだ?」
『おしるこ作る約束をしたので小豆です!あと、りんごがあったらりんごも買いたいですね』
案外買う物は少なかった。
ものの10分程度で買い物も終わり宿に向けて戻る。
宮地「普段から料理してんのか?」
『まぁまぁしてる方だと思います、でもめんどくさい時はインスタント麺とかで終わらせる時もあります』
宮地「インスタント食品食べんのか!?意外だな」
『そうですか?美味しいですよ!』
私がそう答えると「知ってる」って笑われた。
『ちょっと私、寄りたい所があるんですけどいいですか』
宮地「構わねぇよ」
笠松「あぁ」
『ありがとうございます』
向かった場所は今朝訪れた海だった。今日は満月で月の光が海に照らされ物凄く幻想的だった。
『朝の海もいいけど、夜もまた綺麗ですね〜』
宮地「海とか久しぶりだわ」
笠松「海好きなのは昔っから変わんねーな」
『はい!なんか海見てると落ち着くんですよね』
笠松「確かに落ち着くな」
宮地「波も穏やかだな」
3人とも静かに海を眺め沈黙が続く。
その沈黙を破ったのは宮地さんだった。
宮地「こういう場所で好きな人に告白とかできたらいいな、逆も然りだ」
『「ロマンチストですね/だな」』
宮地「なっ!Aちゃんまで!」
『でも、それは素敵ですね』
宮地「だよな」
『宮地さんは好きな方がいらっしゃるんですか?』
宮地「い!いねーかな!まだ」
『じゃあこれからできるんですね!』
宮地「Aちゃんはいんのか?そーゆーやつ」
笠松「......」
『んー、私もまだいないです』
宮地「まじで...(って事は、俺もまだ可能性ありって事か!?」
笠松「そろそろ戻るぞ」
宮地「そうだな、結構時間経ってんのか」
また3人で他愛のない話をしながら宿に向かった。
『笠松先輩も宮地さんも買い物に付き合ってくれてありがとうございました』
宮地「俺らが勝手に着いて行っただけだけどな」
笠松「おぅ」
『それでは、ゆっくり休んでください、おやすみなさい』
「「おやすみ」」
2人と別れ女子部屋に向かった。そこには女子トークで盛り上がってるさつきちゃんとちひろちゃん、若干引き気味のリコさんがいた。
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kirisuto13C(プロフ) - ミクリさん» ありがとうございます!なんだかんだ幼馴染みですから気になるのでしょうか...? (2020年5月21日 9時) (レス) id: 7517cdf3ca (このIDを非表示/違反報告)
ミクリ(プロフ) - とても面白かったです!笠松先輩…嫉妬…?(( (2020年5月20日 12時) (レス) id: eb6cb8b334 (このIDを非表示/違反報告)
kirisuto13C(プロフ) - suzu0814さん» ありがとうございます!嬉しいです!! (2020年4月25日 0時) (レス) id: 7517cdf3ca (このIDを非表示/違反報告)
suzu0814(プロフ) - ご飯食べてるときの青峰さんと緑間さんの会話が面白かったです。次の更新楽しみにしてます! (2020年4月24日 13時) (レス) id: b44ea78aef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺっち | 作成日時:2020年4月22日 18時