え？フィフスセクター？革命？僕には関係ない。例え僕がシードでもね★ (ページ48)

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西園「クロノストーン編、4話だよ！」ページ48

［睦月玲衣side］

Aがサッカーをしてから帰って来た
執事からそう聞いた時、俺は心の底から歓喜する

またアイツのサッカーしてる姿を見える
小さい頃と同じように…楽しそうに笑う顔が…

そう思っていたが周りの大人たちがまたAから…子供達からサッカーを奪った

A「玲衣兄様、駅前で号外が配られていましたので貰ってきました」

玲衣「号外？珍しいな…。……何だよ、これ」

サッカー禁止令
サッカーをする事は法律違反となるという国会が決めた新たな法律
つまり、この先日本は国際大会でサッカーが出来なくなるという事だ

更に原因が…日米サッカー親善試合。
日本選手による過激な行為でアメリカ選手が何名か大怪我をし試合所では無くなってしまったから…

だが、俺は日米サッカー親善試合の結果や試合内容を覚えている。つまり、これは誰かが過去の結果を摩り替えた…という事

玲衣「…拓人の言ってた事を信じなければな」

A「玲衣兄様？」

玲衣「A、落ち着いて聞いてくれ。俺達は今、俺達が作った未来を壊され誰かが作った未来へ向かって歩いている」

A「な…そ、それはお父様達では無く…？」

玲衣「第三者だ。それにこの禁止令の切っ掛けとなった親善試合…この試合はとても良い物だったぞ。
俺は今から雷門に行って拓人に会うが………A、お前いつまでその演技をする気だ」

A「え、演技…？」

玲衣「昨日サッカーをして本当のお前を思い出したんだろ？今まではアルファって奴がお前に何か言ってたみたいだが…ずっとその事で悩んでいたのは俺は知ってる

部屋の中から毎日「僕はサッカーをしたいのになぁ…」ってリフティングしながら言ってるしな」

A「き、聞いてたし見てたの！？馬鹿兄！！」

玲衣「お、久しぶりに聞いたなそれ。
お前が本当の記憶を持ってなかったとしてもお前は強い。この先雷門の奴らとサッカーをすれば答えが見えてくるはずだ」

A「…少しだけ、時間ちょうだい」

俺は頷きAの答えを待つことにした。
まあ、俺の可愛い妹だ。サッカーが好きな気持ちは誰にも負けてないから答えは一つだろうがな