【霧崎第一】ダンス部員の少女は転生トリップしたそうです【黒子のバスケ】

31.中野…お前、疲れてんだよ…by山崎 ページ37

山崎side





で、結局そのままあとをつけて
今は二人がいる体育館裏から死角になっているところから見てる
だからバレる心配は、まぁ無いだろう





山「つか、まじで着いてきたけど良いのかよ…(小声)」



原「なに〜？罪悪感感じてんの？ヒュー、ザキくんはいい子だね〜w(小声)」



山「ちげぇよ！見つかったらどうすんだよ、つーこと。(小声)」





あくまで罪悪感じゃない。自分にとって損は無いかっつーことだ




ま、罪沢の柔軟な性格なら笑い飛ばしてくれるだろう…





貴「体育館て意外に草無いんだね。思ったより綺麗。」



中野「あ、あぁ…そうだな。」





二人は、それぞれ足を止めると日常的な話をし始めた
話の内容は至って普通だが、明らかに中野が不自然だ








原「うっはw中野なんであんなに慌ててんだよwめっちゃ、どもってるww」



山崎「……つか、あれで気付かない罪沢もなかなか鈍感だよな…」※最初から気付いてます



原「うん、純粋ー？ってほどじゃないけどちょっと鈍感だよね。」※童貞のことや、貞操の危機を考えています





暫くして、とうとう中野がそれらしいことを言い始めた





山崎「“いいな”ってなんだよ、上からだな。」



原「うっわぁ、あいつ童貞のくせになに言ってんのーw」





俺達が、言いたい放題言ってることも知らずに
中野は、罪沢に思いを伝えた





中野「…俺と付き合ってくれ！」








原「エンダアアアアイヤアアアアw(小声)」



山崎「フられたらそれ、めっちゃ失礼だけどな。」






貴「えっと…………ごめん！私、中野くんのこと友達としか思ってないんだよね、ごめん。」







罪沢は、原の曲とは反対の結果を出した




もう返事も聞けたし、中野も諦めて帰るだろうし俺らも帰るか…と帰りの話を持ち出していると





中野「じゃ、じゃあ一ヶ月で意識させるからさ！一ヶ月お試しで付き合ってよ！」



貴「ぇええぇ…」





原・山「「(中野しつけええぇぇぇぇ！！)」」





しかし、罪沢もなかなか押しに強い




中野の必死の言葉も断り、さらに好きな人がいると言った
中野からすればかなりのダメージだろうに…




俺が少し同情してやってるのに
中野はとんでもないことを言い出した









中野「お願い下着見せて！」ﾊﾞｯ





童貞の言うことは童貞にも分からん

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