【霧崎第一】ダンス部員の少女は転生トリップしたそうです【黒子のバスケ】

29.巻き舌 ページ32

中野「で、見せてくれるだろ…？」



貴「え…。(さっき無理って言ったじゃないか。)」



中野「見せてくれるよな…！？なぁ…！？罪沢ァ…!!!」



貴「(えぇー…)」





ぇー…なんでこれ、断ったら悪い奴になる的な空気になってんのー…





うわっ、目が血走っちゃてんじゃん
ちょっとしたホラーだよ、これ




夜中に見たら、お巡りさん呼ぶ自信あるわ





中野「なぁ…？」ﾌｩﾌｩ…



貴「う…お。」





ヤバイ、ヤバイよヤバイよ。某リアクション芸人みたいになったけど、かなりまずい




鼻息が荒くてふぅふぅ言ってるんだけど




……なんか危険を感じるし
このままだと本当に危ない気がするので、とりあえず強行突破で逃げよう。完璧、完璧。私スゴイ





貴「ょしっ…。」



中野「えっ！？まじで！？いいの！？」



貴「え、」





私の頭は、非常に混乱した




断る(というより逃げる)作戦ができ、これでよし、と達成感のあまり「ょしっ」と声が出てしまったではないか




それを、目の前の女に飢えた雄犬に言うとどうだろう




間違いなく、焦らしてからの「ょしっ」と解釈されるだろう




その時、ある人の口癖が思い浮かんだ
(ここまでの時間わずか、0.05秒)




そう、前言撤回出来て、皆大好き老若男女もokな魔法のあの言葉だ









貴「っ、なわけないじゃん！ばるぁか！」



中野「は、」








よし、とりあえず花宮さんに謝ります、巻き舌になりました。ごめんなさい




なんかもう急ぎすぎて巻き舌なったんだけど、恥ずい




あと、花宮さんマジでごめんなさい、しかも花宮さんの清き名言を巻き舌で言ってしまいました。すみません。









…でも花宮さんアニメで若干「なわけねぇだrrrrrrバァカ！」になってたけどね！

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