【霧崎第一】ダンス部員の少女は転生トリップしたそうです【黒子のバスケ】

28.戸惑い ページ31

ある日のこと





中野「罪沢…ちょっといいか？」



貴「あ、中野くんじゃないか。なにどうしたの？」





同じ図書委員の中野くんが話しかけてきた




いつも明るい彼だけど、何やら元気がないようです





貴「なにうつむいてんの？ほら、顔を上げぃ！」



中野「いや、別に意味はないんだけど…とりあえず、着いてきてくんね？」



貴「……うん、いいよ？」





………うん、鈍感じゃないし分かるよ。こ、これは世に言うKO・KU・HA・KUの前振りだよね…！？




まぁ一応分かってない振りしておこ…
にしても、まさか中野くんから…ねぇ




断るけど





貴「体育館裏って意外に草無いんだね、思ったより綺麗。」



中野「あ、あぁ…そうだな。」





どもってる、どもってるwなんか傍観者みたいな目線で見ると
中野くんには悪いけど、ちょっと面白いかなw





中野「っ…なんていうかさぁ俺、罪沢のこといいなっ…て」



貴「え？」





照れ隠しか知らないけど、いいなってなんだよ、いいなって。失礼だろ





中野「だから…俺と付き合ってくんね？」



貴「えっと………ごめん！私、中野くんのこと友達としてか思ってなかったんだよね、ごめん。」





うん、これで諦めてくれるだろ





と、思っていたが中野くんは意外にしつこかった





中野「っ〜〜！じゃ、じゃあ！一ヶ月で意識させるからさ！お試しで一ヶ月付き合ってよ！」



貴「ぇええぇ…。」





…中野くん彼女欲しいだけじゃないの、それか童貞早く卒業したいか





貴「ごめん、それもちょっと…」



中野「！もしかして、好きな奴がいんのか…！？」



貴「あぁ〜…」





どうしよう、凄く面倒臭い




好きな人なぁ…曖昧に言っても噂流されたら嫌だしなぁ…





貴「…他校に好きな人がいるんだ、ごめん。」





よし、これでもう何も言わないだろ…








中野「じゃあ…じゃあ…、お願い！下着見せて！」ﾊﾞｯ



貴「は、えええぇ！？無理無理！」





頭下げても駄目だよ中野くん！90度に頭下げても駄目なんだよ！





中野「な…！そこは“ぅん、それくらいなら…いいよっ…”って恥じらいながら言うだろ！？」



貴「どこのエロゲだよ!!」



中野「“えろ可愛い女の子達と恋しよっ”だよ！」



貴「い、言わなくていいよ！」





罪沢 A。今までで、初めての状況で戸惑っています





…とりあえず貞操は貫きたいと思います

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