【霧崎第一】ダンス部員の少女は転生トリップしたそうです【黒子のバスケ】

4.目で殺す ページ4

しばらく、趣味が同じ同士で話のテンポも合ったことから、すっかり仲良くなった柚子加(さん付けは堅苦しいからなし、ということで呼び捨て)と駄弁っていると



「ねぇ、もしかして罪沢さんって…大会で優勝したダンスチームの!?」

「そうだよね、うちらも大会出てたんだ！」



如何にも派手目で元気な4〜5人の女の子達がやってきた。


話すと、また彼女等もダンスをやっており大会にも出ていたらしい


ダンスには派手目な子もいたりするし、ビビッてなどはいない。いや、決して



そこで、また質問したりされたりしているうちに、ダンスはしていないけど「なんかすげぇ奴がいるらしいぞ」と大きな勘違いをし、興味本意で聞いてくる男女も増え



いつの間にか仲良しグループのようなものが出来ていた。なんとも嬉しい結果だろうか。正に、類は友を呼ぶという熟語がピッタリな様子だ


その人達と話しながら、ふと周りを見ると



花「……」


▼花宮真が仲間になりたそうにこちらを見ている

…というのはちょっとしたおふざけだ。冗談抜きで考えると、恐らく騒がしかったのだろう。


そして、悪童さんと私の視線が重なっ
てしまった。目で殺されるんですね、分かります


目線が合ってから、逸らすことも出来ず、お互いジッと見つめあったままの状態が1、2、3秒



花「…」

貴「(ひぇっ)」



あちらも、ずっと見つめているわけにもいかないので微笑んで、私から視線を逸らした。凄くいい笑顔でした。


普通の人がしたら、急になんだっくらい思うけど、花宮さんの端正な顔だから自然。だけど絵になって流石だなぁと思う


…でも、あれも猫かぶりなんだよなぁ。怖い怖い、でも少し尊敬


悪童さんとの悩みの三秒も終わり、周りの人達との会話に戻るとあっという間に先生が来る時間になったので、みんなは「えー」と不満気な声をあげながらも席に戻った

5.「目で殺されるのは、どちらかというと開眼した今吉さんだと気づいた私」→←3.ダンスチーム

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