【霧崎第一】ダンス部員の少女は転生トリップしたそうです【黒子のバスケ】

19.ポカリ ページ19

誠凛が踊り終わると、誠凛のコーチは









誠凛コーチ「…あとから全員集まって。霧崎第一のダンスをよく見ておきなさい。」





うわ、それこっちが怒り買う言い方じゃないか。正直巻き込まないでほしい。





しばらくして、いつも踊っている音楽が流れ出した






ま、いつも通り楽しく踊ればいいか、と自分の頭に言い聞かせ踊り始めた






＊＊＊＊＊＊＊＊＊






そして、音楽の終わりかけ、最後の見せ場で
柚子加と私と部長でロンダートを三連続し、霧崎第一のダンスは終了した









誠凛コーチ「さすが！素晴らしい！ほら、貴女達も拍手！」





と、誠凛のコーチが言うとパラパラと誠凛の部員は、気怠げに拍手をした









あちゃー…これは完全に苛ついてるなぁ…こっちに支障がでなきゃいいんだけど







うわ、あの子なんかめっちゃ睨んでるよ。あ、賞とったって話してた子だったけ？









少し微妙な空気で、誠凛との交流は終わった





*＊＊＊＊＊






支度を済まして、コーチが待っている、バス停へ行こうと体育館を出ようとしたとき







ﾄﾞﾝｯ







貴「あ、すみません…ゎっ！」





げ、最悪。





如何にも不機嫌な、誠凛の部員とぶつかってしまった









って、この子、賞とったって話してた子か









誠凛チーム1「ﾁｯ!」ｷﾞﾛｯ





うおぉ…眼力強いな不機嫌MEXか






と、この状況と私にしては余裕なことを考えていると





ぶつかったその子は声を荒げた









誠凛チーム「全国で強いかなんか知らないけど、調子のってんじゃねぇよっ！！！」ｶﾞｯ





貴「ぇっ。」





と、怒鳴りながらその子は持っていた水筒のふたを開け…









ﾊﾞｼｬｯ









水をかけてきた





当然、私の体は濡れ、髪から雫が落ちる





周りも、部員も目を見開いている





誠凛チーム1「ハッ！ざまぁ！」





と、その子は吐き捨て歩いていった








ていうかこれ…









貴「つ、冷た！やばい、お茶冷たい！いや、違う。これは……ポカリ！いくら体に近い健康ジュースと言えど、かけることはないでしょぉぉぉ！！！体に近いからって、同化するわけじゃないんだしいいぃぃ！あ！氷が服の中にぃぃぃ！！！」




月「ちょ、とりあえずこれで拭いて！」

20.声→←18.リコさん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す