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何があったのかちょっと赤い顔で戻ってきた章大君は、席に座って手に持っていたコーラをまた一息で半分くらい飲んだ。
そして、私たちの間に置かれる大量のドーナッツ。
「一緒に食べよ？」
「え、ありがとう。お金払うよ」
年下の学生に払わせるわけにはいかない。
「大丈夫。払ったのは俺やなくてマルやから。それとも、甘いの嫌やった？」
しょぼんと眉が下がる顔。
「そうじゃないけど、、、2人で食べるにはちょっと多くない？」
そう言ったら、なぜか急にキリッとした顔。
「余ったら大学に持って帰るし、たぶんあいつらもそれを見越して買ってる。あとでドーナッツ食いながら、デートがうまい事いったかねほりはほり聞くつもりやできっと」
「うまいことって？」
「ちゃんと仲良くなれたか」
そして私に向かって極上の笑顔でにっこり笑った章大君は
「そやから気にせんで、食べながら仲良くしよ？」
と言ってドーナッツを手に取った。
今度はイタズラっ子みたいな顔になる。
「大倉とマルが好きな味はコレやから、先に食べたろ。
、、、ちょっとぉ、なに笑っとんの。笑ってないで食べて。減らしてくれな僕の尋問長なるやんか」
私は章大君のころころ変わる百面相が面白くて、ついでに言うとドーナッツをリスみたいにほおばったのがかわいくて、自然に笑っていたらしい。
そうか、これはデートか。
健全な昼休み1時間限定のデート。
章大君はさっき、「仲良くしよう」と言った。
章大君が私と仲良くしたいと思ってくれるなら、私には何も拒む理由がない。一応、友達になったんだし。
ドーナッツは私の空っぽの胃に健やかに溜まっていったし、目の前にはリスみたいなかわいい新しい友達がいる。
食欲まで増進できるなんて章大君はすごい。
幸せが充足されていく。
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みき(プロフ) - 待ってます！ (2021年4月14日 10時) (
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cayochi(プロフ) - 私も待ちます (2021年4月14日 8時) (レス) id: 89ed3d2d70 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - いい子で待ってます (2021年4月14日 8時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - イイ二人の世界だ〜(*´艸｀*) (2021年4月14日 8時) (レス) id: d5063d2f63 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 二度目の更新有難うございます！丸ちゃん、金木犀の香り…想像できます〜♪♪でも、連絡先交換とか名前で呼ばせるとか！？えっ！！丸ちゃんーー！！！って感じです！！笑 (2021年4月13日 19時) (レス) id: c6ee858f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん虫
| 作成日時：2021年3月8日 9時
