スターフラスト流星2 (ページ13)

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☆彡ページ13

紫耀side

紫耀「マユ！」

廊下を一人で歩くマユに声をかける

マユ「紫耀くん！」

マユは俺だと認識すると花が咲いたように愛らしく笑う

紫耀「ちょっと話がある」

マユ「どうしたの？」

紫耀「マユがいじめられてないってほんと？」

マユ「え？」

紫耀「Aはマユちゃんのこといじめてなかったの？」

マユ「そ、それは。。。」

紫耀「俺は本当のことが知りたいんだ」

背をかがめてマユちゃんと目線を合わす

マユ「私、私はそのA先輩をいじめてる人たちが怖くて。。。」

紫耀「それは本当に？」

マユ「。。。はい」

紫耀「じゃあAに謝りに行こう」

マユ「。。。」

紫耀「どうしたの？」

マユ「その。。。」

紫耀「ん？」

マユ「A先輩とはその。。。。」

紫耀「ゆっくりでいいよ」

マユ「。。。会いたくないです」

紫耀「どうして？」

マユ「A先輩とはないんていうか。。。」

紫耀「Aのこと嫌いなの？」

マユ「嫌いってわけではないんですけど苦手というか」

紫耀「Aに謝りたくないの？」

マユ「謝りたいんですけど。。。。」

紫耀「ん？」

マユ「私がA先輩と話してるって知られたら

A先輩のほうが危なくなるって言われてて」

マユちゃんの瞳が分かりやすく泳ぎだす

嘘だな。。。

紫耀「わかった俺からAに謝っとくからマユはもういいよ」

マユの噓が分かっていても俺はマユを責めることが出来なかった

マユを利用してる俺にはマユを責めるだけの立場はなかった