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じゅういち。 ページ12

※収穫祭は単行本25巻時点の情報で書いてます



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わたしは絶対ライム先生が講師だと思ったのに、教室に残った大人はカルエゴ先生だけで。


揃って先生を見上げると、何が言いたいのか察したのか、「私は指導統括だから違う」と言ってくれた。
イルマくんとリードくんに。わたしは??



「お前はペアと話しておけ。少し特殊だからな、担当は私だ」

『しっ、指導統括じゃなかったんですか…っ?!』



2秒前の発言を無視したひとが講師なのは、正直不安しかなかった。けど。



なんとなく言いたいことはわかったので、教室の奥に向かう。


イルマくんとリードくん、担当ロビン先生なんだ。大変だなあ、なんて思いながら。



この辺でいいかな、って場所を決めて。




家系能力を発動。


わたしが消せるのは、“有害”だと判断したもの__即ち、“デバフ”。



かけられた認識阻害(・・・・)を解くと、思った通りで。




確か、プルソン・ソイくんだ。



薄紫のおかっぱ頭には見覚えがある。



話したことはないし、お互いに人付き合いは苦手なほう。…だから。


目が合っても、会話が始まらなくて、すこしだけ慌ててしまう。

これ、わたしから話しかけた方がいいのかな?



『えーっと、プルソンくん、だよね…?

 話、聞こえてたよね……、多分、わたしとペア…なんだと、思う。講師はカルエゴ先生だって……』

「………」

『あ、えっと、………』



プルソンくんは無言だったけど、カルエゴ先生の名前を出したら嫌そうな顔をする。


ただ言うことがなくなったので、お互いに黙りこくってしまう。どうしよう。






見つけたみたいだなって言いながら、カルエゴ先生が来て。
プルソンくんの眉間にまた皺が寄った。

……相当カルエゴ先生が嫌いみたいで、なんだか面白いな。

じゅうに。→←じゅう。



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ふゆき - ソイくんとのペアどんな感じになるのかすごい気になります!たまにでも更新してくれると嬉しいです!頑張ってください! (2022年5月28日 15時) (レス) @page20 id: b3e942f5c6 (このIDを非表示/違反報告)
あきちちゃん(プロフ) - めがねさん» ありがとうございます〜!!亀更新なのに見つけていただけて嬉しいです…!頑張りますね☺ (2022年4月2日 9時) (レス) id: 71893cf7de (このIDを非表示/違反報告)
めがね - 今日見つけて、一気読みしちゃいました。続き、気になります!!大変だと思うけど、更新、頑張ってください!! (2022年4月1日 15時) (レス) @page15 id: 5fccd2346e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あきちちゃん | 作成日時:2021年12月19日 14時

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