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DAY 1 ページ3

彼は玉狛の捕虜となり、迅さんに連れてこられた。

玉狛支部から出なければあとは何でもしていいので捕虜と言えど結構自由だ。

彼が生活するために部屋を一つ用意した。

「さあ、出来たよ。トイレとお風呂の場所はもう教えて貰ったって言ってたもんね、ならいいか。」

彼はなんだか疲れた様子でベッドに腰掛けた。

「ねぇ、君、名前はなんていうの?」

「………黙れ。気安く俺に話しかけるな。」

あぅぅ…怒られてしまった…

そっとしてあげた方が良かったのかな…

「ごめんね………私は璃音。何かあったら遠慮なく言ってね」

それだけ言って出ていこうとしたら

「…………待て。」

「?」

低い声で呼び止められた。

「………ヒュースだ…」ボソッ

「え?」

声が小さくてよく聞こえなかった。

「……俺の名は…ヒュースだ…」

「!」

なんと自分から名乗ってくれた!

「そうなんだ!よろしくね!」

「端から宜しくするつもりなどない」

素直じゃない彼との暮らしが始まった。



そのしばらく後
「お、陽太郎!」

「む?璃音…」

屋上に出ると陽太郎がいた。

「千佳と遊真は修のそばについてやるそうだ。」

「そっか」

陽太郎は屋上の縁に手を起き、頬杖をついていた。

私は隣に腰掛けて

「後輩がまた一人増えたから、頑張らないとね?」

陽太郎をからかった。

「うむ!そうだな!修がもどってきたらきっとビックリするぞ!」

あー、飽きないなぁ…

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姫蘭華(プロフ) - yukinemさん» ありがとうございます!!グダる予感もしますが一生懸命頑張ります!!(笑)完結までどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月26日 5時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
yukinem(プロフ) - 素敵すぎて一気に読んでしまいました。ヒュースも主人公ちゃんも会話のテンポやセンスが良すぎて読んでいて切なくも幸せな気持ちになります。続きを楽しみにしております! (2019年6月26日 3時) (レス) id: 3c2cde60df (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭華(プロフ) - やっとユーザー名を姫蘭華に変えました^^;ペンネーム変えたのに今までずっと☆黒猫☆のままだったので…改めまして宜しくお願いしますm(_ _)m (2019年6月8日 5時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭華(プロフ) - twiceモモペン☆さん» ありがとうございます!そう言って頂けることが何よりも嬉しいです。これからも頑張りますので宜しくお願いしますm(_ _)m (2019年6月8日 5時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
twiceモモペン☆ - 最高です!私はヒュース推し何ですけど、なかなか小説がないのでとても面白いですっ!これからも頑張ってください!完結を楽しみにしてます! (2019年6月7日 23時) (レス) id: cfa0ae033f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫蘭華 | 作成日時:2019年6月2日 11時

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