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DAY 12 ページ14

朝起きて、一番に彼にパーカーを返した。

「俺は何も知らん。」の一点張りだけど、それでもお礼は言った。

普通に学校に行って、帰ってきて、千佳ちゃんと晩ご飯を作って…いつも通りの日のはずだった。

それは寝ようと思った時のことだった。

「おっと、日にちが変わっちゃう…」

本を読んでたからすっかり遅くなった。

「寝よ寝よ…」

電気を消そうとしたら

コンコンコン…コンコン…

「……え、」

誰だろう?みんな寝てるはずだ。そう思ってた。

迅さんだったらレイジさんを呼ぼうと思ってドアを少しだけ開けると…

「………どうしたの?夜這い?」

立っていたのは迅さんでも、レイジさんでもなかった。

「………………」

彼は黙りこくってる。私をじっと見つめる瞳が揺れている。

「……どうs!?」

私の言葉は途中で遮られ突然抱き締められた。

「………な…なに…?」

「………………くれ…」

何か言ってる。

「……呼んでくれ…」

そっと呟いた。

「ん?」

「……呼んでくれ…俺の名を…」

肩が小刻みに震えていた。

「………ヒュースくん…?」

思わず呼んでみる。

すると私を抱き締める力が強くなった。

「………くんは要らない。」

「…ヒュース?」

さらに強く抱き締められる。

「ヒュース」

名を呼びながら私も抱き締める。

「………璃音…」

え!?

「……ヒュース…」

「璃音…」

んー、まじか…

「部屋入る?」

問いかけても帰って来ない。

仕方が無いので引っ張りこんでドアをしめた。

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姫蘭華(プロフ) - yukinemさん» ありがとうございます!!グダる予感もしますが一生懸命頑張ります!!(笑)完結までどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月26日 5時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
yukinem(プロフ) - 素敵すぎて一気に読んでしまいました。ヒュースも主人公ちゃんも会話のテンポやセンスが良すぎて読んでいて切なくも幸せな気持ちになります。続きを楽しみにしております! (2019年6月26日 3時) (レス) id: 3c2cde60df (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭華(プロフ) - やっとユーザー名を姫蘭華に変えました^^;ペンネーム変えたのに今までずっと☆黒猫☆のままだったので…改めまして宜しくお願いしますm(_ _)m (2019年6月8日 5時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭華(プロフ) - twiceモモペン☆さん» ありがとうございます!そう言って頂けることが何よりも嬉しいです。これからも頑張りますので宜しくお願いしますm(_ _)m (2019年6月8日 5時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
twiceモモペン☆ - 最高です!私はヒュース推し何ですけど、なかなか小説がないのでとても面白いですっ!これからも頑張ってください!完結を楽しみにしてます! (2019年6月7日 23時) (レス) id: cfa0ae033f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫蘭華 | 作成日時:2019年6月2日 11時

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