悪魔が産まれた理由 ページ47
◇
「悪魔は元は神に仕える天使。
しかし、神の怒りに触れ、翼を黒く染め今に至ります。
当時
何時しか悪魔とは、神に逆らった異物として世に残され、生きる為に必要な生気を集める者となります。
当時
そしてその魔王の名が―――ルシファーとされ、今も尚、ルシファーと名乗る事が許される悪魔は産まれた時からたった一人なのです」
それは誰もが知る話。
その物語は昔にあった事だ。
「私はそれを聞いて、思います。
神と言うのは実に気まぐれなのです。
気まぐれで彼等は異物を生み出し、地に落とし
全ては全てを生み出した神の気まぐれ―――…神とは、気ままで我儘で…愚かな存在です」
神とは正しい存在だ。
何故なのか、それは“神”だからだ。
誰も何も言う事は無い。神は正しいと、誰もが思う。
その理想こそが、神の地位を築き上げているのである。
「正解だ。
神とは実に愚かな存在だ。
奴等は平気で嘘を吐く、自分の利益の為ならばどんな手段も使う」
神とは実に人間に似た存在なのだ。
ならば悪魔とは――嘘を吐かない悪魔とは。
悪魔はある意味神に等しき存在では無いだろうか？
「次に会う時は俺の元へ下れ。
もしも力があり、全てを知りたいのならば。
上がって来い、俺の元へ、俺に下れ―――メザクラ」
上を見上げれば見えるのは真っ直ぐとした真剣な表情。
小さく光りが見え、この空間に亀裂が入った事が分かる。
「勿体無き、お言葉です―――千鶴様…」
その言葉で、千鶴は満足した様に笑む。
次の瞬間、彼女は見た――――――――――。
「―――――貴方は―…」
言い終わる前に、発砲音は響く。
ぼた…と音を立てて崩れ落ちる彼女の体。
彼女が最期に見たのは一体何なのか――――。
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未桜(プロフ) - ユニが、チョイスを向こうとしますの無効がちがうぜ (2015年3月24日 12時) (
レス) id: d04b8e9548 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - 華紅夜さん» 返信遅くなって申し訳ありません！返すべきか悩んだ末、返させていただきます！ まだまだ更新が雑…中途半端ですが、一時期の間です！もうしばらくお待ち下さい!! はい、更新頑張ります!! (2015年2月22日 16時) (レス) id: 8d7f53da0f (このIDを非表示/違反報告)
華紅夜 - とても面白いです！続きがとても気になります！更新頑張ってください！ (2015年1月27日 19時) (レス) id: 51b22c66a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王獣闘蛇 | 作成日時：2014年12月8日 19時
