ユニ光臨 ページ5
＊
「千鶴さん、あの時のお約束。
私は、承諾します。 ですから――……！」
何かを待つように多少必死な表情をして千鶴に訴えかけるユニ。
しかし、対する千鶴はまるでそれを待っていたかのように笑みを浮かべた。
「ふぅん…… いいのか？ ユニ」
取りあえず問いかけてみる千鶴。
ユニからの返答は―――無言の、頷きだった。
それを見て千鶴は静かにまた笑みを浮かべた。
「いいだろう。
元々俺が差し出した条件だ、構わない。 契約は―――守る」
その笑みを見てか、はたまた言葉を聞いてか。
ユニは安心した様に笑みを浮かべ、静かに眼を閉じた。
そんな時、おしゃぶりがゆるりと鈍く光ったと思えば、光を眩しく放つ。
日常用品で例えるのならばLEDの光に似ているとも言える。
そんな眩しい光が辺りを照らす中、白蘭の目つきがその“光”を見た瞬間、変わった。
「話しがずれていましたね。
おしゃぶりは魂失くしては、存在意義を示さないのです」
そう言う中で白蘭がゆるりと小さく納得した。
「なるほど… そういう訳か!!
凄いよ、ユニちゃん！ やればできるじゃないか!!
やはり僕には君が必要だ。 さぁ、仲直りしよう。 ユニちゃん」
そう言ってユニに手を伸ばす白蘭。
しかし、ユニからの返答は鋭い「来ないで！」と言う拒絶だった。
「もう貴方には、私達の魂を預ける訳にはいきません」
ユニの発言に、白蘭は不思議そうな笑みを浮かべた。
不気味なその怪しげな笑み―――のまま、白蘭は笑った。
「なーに勝手な事言ってんの？
それ持って逃げるんなら世界の果てまで追いかけて奪うだけだよ」
その言葉を聞いて、ユニの表情が固まった。
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未桜(プロフ) - ユニが、チョイスを向こうとしますの無効がちがうぜ (2015年3月24日 12時) (
レス) id: d04b8e9548 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - 華紅夜さん» 返信遅くなって申し訳ありません！返すべきか悩んだ末、返させていただきます！ まだまだ更新が雑…中途半端ですが、一時期の間です！もうしばらくお待ち下さい!! はい、更新頑張ります!! (2015年2月22日 16時) (レス) id: 8d7f53da0f (このIDを非表示/違反報告)
華紅夜 - とても面白いです！続きがとても気になります！更新頑張ってください！ (2015年1月27日 19時) (レス) id: 51b22c66a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王獣闘蛇 | 作成日時：2014年12月8日 19時
