再戦 ページ38
◇
キンッと言う音と共に跳ね上がる弾丸。
驚いた様に阿修那は眼を開くがその弾丸に足が囚われ、地面に叩きつけられる。
地面に小さなクレーターが出来上がるが阿修那はその傷をものともしない様に立ちあがる。
((切れない…？))
しかし、足にある違和感。
右足に絡まったあのCatenaのおかげで何か変な感じがするのだ。
「
不意に放たれるメザクラの言葉。
足が重たくなり、移動を妨害される。
「
使用条件が色々と厳しいが、その妨害の長さはトップクラスを誇る。
魔力をあまり消費しない為、低級クラスと言われているが実は使われるとかなり厄介な術なのだ。
しかし、これでも独壇場と言うのは少し分からない。恐らく積み重ねによる独壇場を作り上げる積もりなのだろう。
「…………」((ﾌﾞﾁｯ
阿修那の中で、何かが切れた。
相手がしようと思っている事を知り、小細工すぎて笑う以前に怒りがこみあげて来る。
何が独壇場だ、雑魚のやる事をチマチマと積み上げて造り上げる相手にハンデを負わせる為の作業じゃないか。
期待させやがって、その思いが阿修那の中では大きかった。
ｽｯ…と静かに手を前に出し、本能で脳内を染める。
「もういい……くたばれ」
眼の前が真っ赤に染まる。
視界が自然と広くなり、阿修那は笑む。
((後、少し……!!))
阿修那の手に膨大な魔力がこもる。
巨大な炎の弾が出来上がり、阿修那は無表情のまま静かに放った。
眼の前に広がる高温。目の前が赤い色に包まれ、メザクラは思わず恐怖した。
足がすくみ、体が震え、口が何かを言おうとしているが言えない。
しかし、眼の前で突如―――炎の弾は消えた。
自分が生きている事に対してか、はたまた成功した事に対してか。
メザクラは――――――笑みを浮かべた。
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未桜(プロフ) - ユニが、チョイスを向こうとしますの無効がちがうぜ (2015年3月24日 12時) (
レス) id: d04b8e9548 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - 華紅夜さん» 返信遅くなって申し訳ありません！返すべきか悩んだ末、返させていただきます！ まだまだ更新が雑…中途半端ですが、一時期の間です！もうしばらくお待ち下さい!! はい、更新頑張ります!! (2015年2月22日 16時) (レス) id: 8d7f53da0f (このIDを非表示/違反報告)
華紅夜 - とても面白いです！続きがとても気になります！更新頑張ってください！ (2015年1月27日 19時) (レス) id: 51b22c66a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王獣闘蛇 | 作成日時：2014年12月8日 19時
