再戦 ページ36
◇
ｽﾞｶﾞｶﾞﾝｯ!
放たれた弾丸。
真っ直ぐと飛び、両者の放った弾丸に被弾。
弾丸はそれぞれ上と下に分かれ阿修那の放った弾丸はメザクラの足元に突き刺さるように落ちた。
「ﾋﾋｯ、やるねェ」
「これぐらいやらなければ貴方に勝とうだなんて思いませんよ」
確かにそれもそうだ。
しかし、彼女は気付いていなかった。
弾丸が落ちた場所。
メザクラが放った弾丸が突き刺さった場所は阿修那からかなり離れた場所。
一方の阿修那が放った弾丸が突き刺さったのはメザクラのすぐ足元。
実力の差は、歴然としていた。
「阿修那様、貴方は何故支配しないのですか」
「支配？」
不意に話を吹っ掛けて来るメザクラ。
意味が分からない。と言う様に阿修那は首を傾げた。
「貴方の力ならあの人格を支配できる。
何故貴方はあの人格に体を渡すんですか？」
その言葉を聞いて、阿修那から笑みが消えた。
阿修那が出て来た時、誰もが阿修那に問いかけた言葉だ。
嫌になるくらい問いかけられた言葉を、また、問いかけられた。
一々答えるのも面倒だ。だから、阿修那はﾆｨｯと何故か笑った。
「さぁな」
そう言って隠す様に弾丸を放つ。
しかもかなり魔力が込められており、早く突き進む弾丸。
((来る……！))
真っ直ぐと向かって来る弾丸。
体を右に逸らそうと動いた時、頬に痛みが走った。
「え……？」
驚いた様な声を出して自分の頬に触れる。
静かにﾂｩｳ…と流れるメザクラの黒血。
理解出来なかった。
反応できたのに、何故――――？
((あの速度だったら完全に避けれた。けど、どうして……？))
完全に見切っていた。
けれど、何故か当たった。
どうして？弾丸の速度が―――急に上がったから？
「さぁて、避けれるかなぁ？」
ニッタリとした笑みを浮かべ阿修那は弾丸を放つ。
先程と同じ速さ、しかし回避行動をとると急に早くなる。
訳が分からない。頭が混乱する中で阿修那はﾆﾔﾆﾔと笑いながら弾丸を放つ。
性格はかなり悪いようだ。
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未桜(プロフ) - ユニが、チョイスを向こうとしますの無効がちがうぜ (2015年3月24日 12時) (
レス) id: d04b8e9548 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - 華紅夜さん» 返信遅くなって申し訳ありません！返すべきか悩んだ末、返させていただきます！ まだまだ更新が雑…中途半端ですが、一時期の間です！もうしばらくお待ち下さい!! はい、更新頑張ります!! (2015年2月22日 16時) (レス) id: 8d7f53da0f (このIDを非表示/違反報告)
華紅夜 - とても面白いです！続きがとても気になります！更新頑張ってください！ (2015年1月27日 19時) (レス) id: 51b22c66a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王獣闘蛇 | 作成日時：2014年12月8日 19時
