再戦 ページ33
＊
「行くよ、Gun」
『えぇ、何時でもどうぞ』
彼方の武器も変わってはいない。
ただ、前回戦った時とは明らかに何かが違う。
死神を食った事、十年経った事、それらが関係しているのかもしれない。
何にせよ、油断はできない状態になっていた。
「そういえば千鶴様って前に人間を部下にしてた時期があったんでしたっけ？」
「あぁ、あったな。セコーンドの気まぐれで俺の気まぐれでもあったが」
「ふ―ん…それで――――貴方は何を得ました？」
「得たもの、か？」
「そうです。貴方は利益の無い事は行わない。
貴方はその人間達を部下にする事で何を得ました」
何故そんな事を聞いてくるのだろうか。
不思議に思ったが、しかし千鶴は静かに答えた。
「何も」
何も得ていない。
それが千鶴の中での正しい答え。
「いいえ、貴方は得たハズです。
貴方は何に対しても対価を貰う。無償で働く事などありえません」
断言されてしまう。
だが、それもまぁ、事実といえば事実。
否定しようがない為、千鶴は小さく笑みを浮かべた。
「何を考えているんですか？
貴方は、貴方は何故この世界に降り、人間に使えるのですか？」
「質問をソックリそのまま返そう。
何故貴様はあの男に仕えた。俺と接触したかったからか？」
「それも、あります」
それもある。
つまり、別の事もある。
千鶴は目を細め、Judgementの鎖をジャラリと鳴らした。
「私は世界を変える」
「力を蓄えて、か？」
その言葉にメザクラは無言で頷く。
その答えに満足したように千鶴は喉を小さく鳴らすように笑む。
何処がおかしいのかと問われれば、全てと今ならば答えられる。
それぐらい、ヤツの考え方はおかしくてならないのだ。
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未桜(プロフ) - ユニが、チョイスを向こうとしますの無効がちがうぜ (2015年3月24日 12時) (
レス) id: d04b8e9548 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - 華紅夜さん» 返信遅くなって申し訳ありません！返すべきか悩んだ末、返させていただきます！ まだまだ更新が雑…中途半端ですが、一時期の間です！もうしばらくお待ち下さい!! はい、更新頑張ります!! (2015年2月22日 16時) (レス) id: 8d7f53da0f (このIDを非表示/違反報告)
華紅夜 - とても面白いです！続きがとても気になります！更新頑張ってください！ (2015年1月27日 19時) (レス) id: 51b22c66a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王獣闘蛇 | 作成日時：2014年12月8日 19時
